月別アーカイブ: 2009年8月

ロボタンの炊飯器

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今日 初めてご飯を炊きます。
小さいロボタンの様な電気釜を貰ったのです。
ポンとスイッチを入れるだけでご飯が炊けます。
古い形だけど、単純さが便利です。

家に在った炊飯器は、いろいろ機能が付いていて
いろんなご飯が炊けるのです、でも
この前、挑戦してみたら、ほつほつのご飯に成ります。
音声でも無いし、表示が見えないし、お手上げです。

30分ぐらいでポンとスイッチがもどって
「おいしい!」、ぴかぴかのご飯が出来てます。
お昼に食べて、残りを冷凍しました。
日本人です。ご飯が有れば生きていけます。ほっ!

ワクチンも居る親族

「ちゃんとご飯食べてる」
「気を落とさず頑張ってね」と、
ばぁちゃんの従姉妹のオバサンから
優しい声の電話です。
先日の親族の癌のオバサンと大違い。

自分はちゃんとご飯を食べてるのでしょうか?
今日は臨時総会が有りましたので
お弁当が出ました。
昨日は遊びに来ていた友人の作ってくれた
残り物のスパゲティーを食べました。
一昨日は友人と出掛けたので、昼はうどん屋で、
夜は友人にゴーヤチャンプルを作ってもらって
食べました。
ばぁちゃんの畑で貰った新鮮野菜を
たっぷり電子レンジでチンしてたべました。
其の前の日は近所の友人がレストランに
招待してくれ、ディナーをご馳走に成りました。
と、振り返ってみると
なかなかちゃんと食べてますね。

電話をくれたばぁちゃんの従姉妹のオバサンは
「食べ物なら直ぐ持っていくから言ってね」と、
親切に言ってくれて電話が切れます。
あー、しおれる心にワクチンです。

隣りのばぁちゃん闘病記‐5

手術の次の日はとても痛かった、て
昼ごはんは戻してしまった、と言ってます。
その後はじょじょに気分も良く成ってたのです。
でもそれから、右手が麻痺して
動かなくなり、「このまま死ぬのかな」と、
そんな不安と苦しみが押し寄せたのです。
血管に血の塊が詰まる、
エコノミー症候群に成ったのです。
ばぁちゃんは糖尿病があって、
血をさらさらにする薬を飲んでいたのです、
それを手術の為に止めていたからだそうです。
血の塊が心臓や脳の血管に刺さってしまうと、
本当に死んでしまうかも知れないのです。
今は血の塊を溶かす点滴をして、
だいぶ気分も良くなったと、やれやれです。

そんな時にです。
親族のオバさんから電話です。
「そんな病院に入れといて良いのか」
「もっとしっかりセカンドオピィニヨンすべきだ」
「周りに居る者は何をしてたんだ」
「都会の病院に掛かった方がいいから
来週話しに行く」と、騒ぎまくるのです。

此方は癌センターを信じ、
医師を信頼して治療を任せているのです。
「ばぁちゃんも来て欲しくないわ」と、言います。
大事な安静の時に波乱を起こさないで下さい。
このオバさん親族の癌なんです。

降り続く雨”

土曜日ですが、
山の湖畔の花火見物にと、
出掛けます。が、
涼みに入ったカフェを出たとたん
大粒の雨が落ち始め、
次第に雨足が激しくなります。
「土砂崩れが起こるかも」と、言われ、
花火見物は諦め帰る事に、
山々を貫いて走る道路は
バケツをひっくりかえした様な
叩きつける様な雨が降り続いています。
「黒澤映画・羅生門の雨のシーンの様だ」
「トンネルの間は回想シーンだね」と、
面白がっては居ましたが、
我らの車は軽自動車、
流されて仕舞いそうです。

其の降り始めた雨は一日中、
我が家のトタン屋根を激しく叩いて
降り止もうとしません。
日曜日も一日降り続き、
何処もかも水の中に居るような、
じっとりした空気に包まれています。
家も服も布団もしっとりです。
夜に成っても上りそうで上らず、
結局、今朝まで降ってます。

お隣から貰ったメロンも水かも
そんな湿度と暑さで、べっとっと成って
どれも食べれませんでした。
あっ、トレイス君の股に湿疹が、
「痛そう打よ!」と、言われます。
今年は優秀でしたが、ここに来て
出てしまいます。
降り続く雨、すっきりした夏空は?・

あれあれ!今夜も眠れない!

昨夜は深夜までお客様と歓談です。
トレイス君は何とか寝かしつけます。
しばらくして、「お利口さんかな」と、
寝室のドアを開け、覗こうとすると、
おっ!フックだボディだアッパだと
いきなりトレイス君のパンチを浴びます。
トレイス君は我らの仲間に加わりたくって、
とても寝てられなくって、
ドアの所に起き出して、
いじいじと様子を伺って居たのです。

あっ!と、よろめく僕をけっちらかして、
「何で俺を仲間に入れないんんだ」
鼻水を飛ばしながらお客さまに怒っています。
それからトレイス君はお客様の足に頭を乗せて
甘えて、何時までも眠りません。

昨夜からの大雨が、今日も降り続いてます。
我らは出掛ける事も儘ならず、
いちにち我が家でのんびりです。
トレイス君はお客様に肩をもみもみして貰い
良い気分です。
お客様が手を休めると、「もっと」と、せがみ、
「次はこっちがわも」と、体性を変えておねだりです。

お客様大好き!

「あれっ!何処に行ったの?」と、
トイレに行っても、お風呂に行っても
トレイス君はお客様を追っかけてます。
昨夜からお客様が来ています。
トレイス君は嬉しくって仕方有りません。
「もうお休みの時間でしょ」と、胃っても
なかなか寝てくれません。
ベットに攣れて行っても、
我らの話しが盛り上ると、
「何?何?」と、出てきます。
いたん引っ込んでも、笑い声で
「何が面白いの」と、出てきます。
本当は眠いのでしょう、
お客様の足にもたれてうとうとです。
「さあさあ、良い子の寝る時間でしょ」
と、幾らおだてても駄目ですね。
「俺、大人だよ」と、にらみます。

お客様の寝る時間です。
お布団を敷きます。
ちゃっかりトレイス君は
お布団に入ってます。

親が居なくっても野菜は育つ!

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ばぁちゃんの畑の野菜です。
入院して5日目です。
野菜は勝手に育っています。
あー!育ち過ぎてます。
「食べて!」と、ばぁちゃんから
メールが有ります。

スイカ、瓜、トマトにミニトマト、ピーマン
茄子にアスパラに獅子唐、ミョウガ
巨大化したキュウリとゴーヤ
「あーお腹いっぱい!」
見ているだけで食べた気分、満腹です。

今夜から友人が来ます。
連日連夜、野菜パーティーですね。

再びの受難

呼んでおいたタクシーが止まらず
目の前を行き過ぎます。
手を上げて引き止めますと、
何だか、渋々って感じで引き返して来ます。
「犬も乗せるな」と、ガラス窓も開けず
嫌味下に言うのです。
「盲導犬ですからお願いします」と、言っても
まだドアを開けてくれません。
「社長に話して有ります」と、言いますと、
やっとドア開けて「しょうないな」と、
ぶっきらぼうに乗せてくれます。

恐れをなしてるトレイス君、
シッツもせずに不安げ、
運転手さんの意地悪オーラを感じるのか、
どんどん尻込みして、
とうとう僕の膝に乗っかって来てしまいます。

到着です。
料金を払って 「どうも」と、言っても
タクシーさんは何も言いません。
最後まで「感じわるー」です。

トレイス君、2日続いての受難、
いじけず頑張ろう。

恐ろしげな奴

トレイス君と散歩してたのです。
オッサンとすれ違ったのです。
その擦れ違い座間です、
「恐ろしげな奴つれとるねや!」と、
嫌味げに言われます。
岩石みたいな顔のオッサンに言われたのです。
言われたトレイス君、すっかりしょげって
頭を下げて、しょぼしょぼ歩きです。

「トレイス君大丈夫、日本一いい男だから」と、
慰めても、なかなか立ち直れません。

女学生と出会います。
「あっ!可愛い!」と、言われます。
「今、恐ろしげな、と、言われて
 しょげってるんだ」と、説明すると、
「いや、可愛い!可愛い!可愛いわー!
目が優しくって、かしこそう!」と、
いっぱい褒めてくれます。

それでやっと機嫌の直ったトレイス君、
頭を上げて「そうだね!」
「おれいい男だよね」と、
いけ面ポーズで気取ってます。

ばぁちゃんの闘病記ー

どんぶりいっぱいの
じゃがいものキンピラを作ってくれて、
今朝、ばぁちゃんは入院して行きました。

「どちらへ?」と、聞かれたら、
「ちょっと 手術へ」と、答えて
気楽そうに行きました。

数年前に行った、娘や孫とのパリ旅行、
「あれは一番楽しかったね」と、
きのうもおとといも言いました。

雪の舞うパリの街を駆け回り、
欲張り観光をした事、
モンサンミシェルの
島の中のホテルに泊まれた事
懐かしそうに話します。

フラダンズに太極拳、
パソコンに絵手紙など、
元気なおばちゃんの例に漏れず、
楽しく頑張って居たものですから、
「早く帰ってきてね」と、沢山の
励ましを受けました。

沢山のじゃがいものキンピラは
三度に分けて、僕は今夜も食べてます。
美味しいです。涙が出るほど美味しいです。

5日は手術に成ります。
胸を開け、肺の癌を切除します。
病気になんか負けないで、
一日も早く元気に成って帰ってきて下さいね。