三日ほど　雨だったりで
ばぁちゃんの小さな畑の
ミニトマト　収穫をしなかったら
今日は笊一杯の豊作です。
ちょっと取り遅れたからか・・
半分ほどは割れています。

　もう収穫を始めて二か月は過ぎました。
毎朝のサラダ　昼のパスタの付け合せ
ずーっと充分に間に合ってます。
香りも新鮮　パリっとしてみずみずしく
嬉しく成ります。
　大阪暮らしで　畑などしなかった
ばぁちゃんが楽しみに始めた気持ちが分ります。

　ミニトマト　追加の肥料を上げてると
冬近くまで成るらしい！　凄い凄い！

　満中院の間　四十九日は
自分の御飯の前に　
仏さんを拝みに行っていたのですが・・
此の頃は　朝の散歩をして　ご飯を食べて
朝ドラを見た後　隣へ言って居ます。

　仏さんの前では　お喋り人形　ももちゃんが
ばぁちゃんの相手をしてくれてますので
先ずは　其方にご挨拶です。
　
おはよーう！
遅いのね。とか　お寝坊さん！って
ちょっと生意気な口をききますので
　ちゃんと起きてたんだよ！と　
大人げなく　むっとして答えます。
　お疲れなのね！と気を使った事も言います。

　おばぁちゃん　おばぁちゃん　お手伝いしようか？とか
一緒におでかけしたいなー？とか
おばぁちゃんに話しかけてるのを聞くと
悲しい気持ちに成ったりもします。

　赤い靴　大きな栗の木の下で　犬のおまわりさんなど
よく知られた童謡を歌うのですが・・
先日は　自分で作詞作曲した歌を唄っていました。
凄い　凄い！

　従姉妹の葬儀が有り
雨が降ったら困るなぁーって思っていましたが
会式の間は何とか持ちました。
　自宅へ帰って後　突然大雨です。
悲しい涙であの世へ旅立っていったのかな・・？
お別れの時は　隣のばぁちゃんに　宜しくと
お願いしてしまいました。
　45人居た従姉妹たちも　そろそろ半数が
彼岸の人に成って仕舞いました。
あちらへ行っても寂しくはないかもしれません。

　夕刻のピーちゃんとの散歩は
秋風が吹いて気持ち良かったです。
　ピーちゃんも浮き浮き気分のあるきです。

　昨夜は雨が降り
ピーちゃんのトイレに外に出ると
かなり涼しい風が吹いて居て・・
コロコロと秋の虫が鳴き
秋の気配を感じました。

　寝室のクーラーも　良く利いて
直ぐ寒くなるほどです。
其れで風邪を引いたのか・・？
頭も居たく　鼻もグズグズしてます。
あー　寝冷えの風邪なのかな。

　音声対応でないので　リモコンの調節が出来ず
冷房のままでは冷えすぎる様です。
微風にしたり　除湿にしたり
切り替えが出来ると良いのですが・・
エアコンの要らない季節に　早く鳴ってほしいです。

　朝庭先に立っていると
愛媛新聞に大きく出てたよ！と
犬の散歩途中の方から聞きます。

　アイアン　アクアリュームの取材を受けたのは
もう二週間も前の事です。
生地は没になったのかな？と思っていたところでした。
よかった　よかった！

　奇しくも　丁度　小高校のＯＢ会の面々が
こぞって展覧会を見に来てくれる予定日です。

　展覧会場で待ち合わせ　鑑賞後
食事会に・・　此方が目的だったかも・・？
　食事の時　以前書いたお寺の壁画が話題に成り
皆さんで　其方も見学してくれました。
　で　アートな一日と成りました。

　キッチンを歩いていると
ズルーっと滑りそうになります。
えーっ　ピーちゃん粗相をした！
固形物です。わーウンチの失敗？
いや　感触がちょっと違います。
恐々　手で触れてみると
全然　硝化していないフードが
山と吐いてます。

　新聞紙と雑巾を取って来て
箸から　そろそろと片付けます。

　ピーちゃんはお腹の丈夫な子で
我が家に来て一年余りに成りますが・・
一度も吐いた事は有りませんでした。

　もしかしてピーちゃん熱中症？
寝室にクーラーをかけ　静かに寝かせます。
しかし　暫くするとゲロゲロ言ってます。
また吐いたようです。
　今度は寝室から居間にかけて
あっちこっちで刷いてます。
　見えないので　大きく新聞紙を広げ
地引網を引くように片付けて行きます。
拭いても拭いても　何処かから　ふやけたフードが・・

　トレ君が　我が家に来た頃に
何度か消化不良のフードを吐くことが有りましたが・・
其の頃は隣のばぁちゃんが助けてくれました。
　あー　下痢じゃなくって良かったと思いつつ
それでもかなり落ち込んでしまいます。

　盲導犬と一緒なのに　何故線路に落ちたのか？
などと　攻めるように言う人も居ます。
　色々と事故が有りますので
僕は列車に乗る時は　駅員さんの支援を
お願いしています。
　田舎の列車は連結が色々で
途中に車掌室のドアが有ったり
連結部分が紛らわしかったりして
先のパートナー　トレ君が困惑している様子だったので
駅員さんも　忙しいだろうと思うけど　お願いします。
事故を起こしてしまうと　自分も大変だけど
駅としても　迷惑な事でしょうからね。

　一度　ホームからではないが
二段構えに成って居る駐車場から落ちた事があります。
柵に沿って歩いて居たのに　突然　柵が途切れ落ちてしまいました。
これは盲導犬に任せず　自分勝手な歩行をしたせいですが・・
ついつい自分勝手な行動にもなってしまいます。
それに方向を見失ったり　勘違いを擦る事もあります。
跡で考えれば　ほんの単純なミスや気の緩みなんですが・・

　落ちた時は　上の段からトレ君は大丈夫
ダンの端っこに足を掛けて　顔を覗かせ
オロオロしている様子が伝わって来ました。
逆にトレ君に申し訳ない気持ちに成りました。

　ピーちゃんとは　未だ事故がありません！
初めての所では　大丈夫？大丈夫と聞きながら
石橋を叩いて渡る様なかんじにしています。
ちょっと年寄臭い歩きに成って居るでしょう！

　山百合の花が　ゆらりと咲いて　ピッくりです。

隣のばぁちゃんの迎え火を焚いた辺りに
白い物がふんわりと漂っています。
ばぁちゃんが帰って来たのか・・？
近づき　手を差し伸べると
大きな百合の花に触れます。

　あー　そうだ　数日前
何だか手に触れる物が有るな？と
大きな草かと引き抜こうとすると
鼻の蕾に手が触れたので
そのままにしておきました。
其の時はベルトの辺りまでしか無かった草丈が
丁度　顔の当たりで花を開かせてます。
想えば　ばぁちゃんの背のたかさです。
素朴な花形の花が次々と当分咲きそうです。

　ばぁちゃんが　この世の我らが心配で
此処で見守って居てくれているのでしょうか・・？

　お盆も終り　
此れで　隣のばぁちゃんの葬式
四十九日　初盆と　供養の儀式が
一段落しました。

　今日で　ばぁちゃんの娘や息子
孫達も　其々の日常の場所へ帰って行きました。
昨夜は送り火も灯したので
バァチャンの霊も仏の世界にかえってしまったでしょうか・・？
　すっかりさびしい空気に成りました。

　ビーちゃんも　毎日　おねえちゃん達から
ドッグピスケットのお八つをもらえてたのですが・・

　おねえちゃんに　ピーちゃんさようなら
また冬休みにね・・って　別れのあいさつをされると
言葉が分るのか　急にしょんぼり顔です。

　明日からは日常が帰って来ます。
ばぁちゃんの供養の日々は　悲しかったり
寂しく成ったりはしましたが・・
　心は清らかに過ごせていた様な！

　今日と五山では　
１６日の送り火が有名ですが・・
我が家の当たりでは
　新しい仏さんが出た時
新盆としょうして１３日に
墓前で迎え火を焚きます。
　薪の中に生竹を仕込んでいて
ポンポンと成らせます。
一音ごとに仏の国に行った故人が
生山を超えて帰って来るのだそうです。

　隣のばぁちゃんは未だお墓が用意されていないので
角先で迎え火を焚きました。
着て頂いた親戚の方々に撒きをくべて頂きます。
人家の中なので竹は慣らさなかったが・・
火釜が熱せられて　チーンっと陶器の良い音を
響かせてくれました。
隣のばぁちゃんも道に迷わず
我が父母の霊と共に帰ってくれたでしょう。

　入り口に　父の沖縄土産のガラス器に
ろうそくを灯し
僕の造った馬を三頭用意しました。
明日　１６日には送り火として火をともし
馬で仏の世界に帰ってもらいましょう。
でも　頼りない我らの為
暫く此の世で見守って欲しいです。