「若草町の福祉会館に行くのだけど」と、
松山辺りの友人の数人に
場所や交通手段を聞きます。
初めての場所なので不安です。
だのに、「お城の西側」、って返事
知らない町の西、東は分りません。
「電車の最寄駅は無いよ）と、言われ
タクシーで行く事にします。

タクシーに乗ります。
「福祉会館　お願いします」
「それって道後かね？」と、聞かれ
知ってる限りの情報
若草町です。平和道りを行って、
お城を超えた辺りです。と伝えます。
運転手さん何処か分らないみたいです。
どうも不安なので、松山のメンバーのＨさんに
携帯で聞きます。
運転手さんも事務所に無線です。

いろいろ庁舎が在る辺りって事で
合同庁舎って大きな建物に攣れて行かれます。
あんまり運転手さんの対応も良くないので
そこで下りる事にします。
料金を払おうとすると、
「わぁー、毛がいっぱいだ」と、
嫌味な事を言います。
今日のトレイス君はシャンプーもしたばかりだし、
今朝は念入りにブラッシングして、
洗い立ての余所行きを着て来ています。

明日はお出掛けです。
何、着て行きましょうか？
トレイス君の洋服チェックです。
チェストを開けると、
ちょっと臭いです。
男臭いのか、オッサン臭いのか
犬臭いのか？？
それで、引き出し全部　洗濯です。

「沢山持ってるね」と、言われます。
これ以外に　もっと余所行きや、
スポーツシャツ、レインコートに
マントも在ります。

何だか干していると、
鯉のぼりの様でも有って可愛いです。
「色っぽいね）とも言われます。
女の子の水着にも見えますか？

妖しい天候でしたが、
明日は明日なりに忙しいと、
トレイス君のお風呂にします。
雲間から薄日も差したりして、
新緑に囲まれての露天風呂、
時折の微風も有って
なかなか　良い感じです。

でも　トレイス君　
「俺　気乗りしねえや」と、尻込みです。
なだめすかして入って頂きます。
それでも今日は、泡立ちも良くって
トレイス君も気持ち良さげに目を細めてます。
「さっぱりしたね」
シャワーで泡を落として上りましょう。

その時、いきなりトレイス君
鯉が跳ねたように、飛び出します。
泡まみれのままでダッシュです。
ちょっと行ったところで、ぶるぶるしながら、
「何だよ〜」と、
恨めしげに僕を睨みつけてます。はてさて？

あれれ、シャワーが水に成ってます。
ボイラーを見てもらいます。
あ〜ぁ、油がゼロになってます。
五月の空の下、水シャワーは冷たいね！

網戸に しがみ付いて
何時までも外を見ています。
今朝、トレイス君のフードが無くなります。
それで、その袋を外に放り出したものですから、
其れが未練で見詰めています。
フードのひと粒、ふた粒、残っています。
美味しい匂いはたっぷりです。
鼻がくんくん　くんくん執着です。

新しいフードを出して、
朝食は済ませたのに
トレイス君の食欲は切が有りません。

いちごの花にも似た可愛い花です。
鉢に植えて玄関先に置いて居ると、
「可愛い花、何の花？」と、
良く聞かれます。
「ドクダミだよ」と、答えると
皆さん、もう一度感動の声で、
「えー、ドクダミ？
こんな可愛い花なの」と、
驚いてくれます。

ドクダミはジュウ薬です。
心も体の浄化にも役立ちますね。
僕の造る、不細工な花瓶にも
とても良く合います。ニコッ！

縫いぐるみのような、パチクリお目目の
> 柔かなふさふさの毛に包まれた、
> ゴールデンの赤ちゃん
> 愛くるしいファちゃんが遊びに来ます。
> トレイス君の新しい妹パピーです。
> ビーちゃんがPWさん所を巣立って、
> ファーちゃんがやってきました。
> まだまだ小さくって・・・
>
> ビーちゃんが居なくなって、
> 恋人同士に成っていたジョイ君も
> 一緒にやって来ました。
> ジョイ君は弟パピーのトレちゃんを
> 見つけると大喜びです。
> 「久しぶりに笑ったね」と、
> PWさんが言ってます。
> 寂しい別れがことさら身にしみる
> ジョイ君です。
> 午後の一時、思い切り遊んでくださいね。
> ふたりは駆け回って遊び、
> 家の周りも探検に行きます。
> 体型の良く似たふたりは
> 気のあった悪友です。
>
> トレイス君はファちゃんも
> 遊んであげます。
> 早くさんにんでドッグランできると良いね。
>
>
>

日本海の深い青と、
澄んだ大空の真ん中で
一面に風に靡きながら咲く
カンゾウの花を見た事があります。

佐渡の北の北端、大野亀では
北の岬の風景にしては
濃い黄色はかなり原色で
地球の原始の力を感じます。

我が家の無彩色に庭に
オレンジがかった濃い黄色は
ちょっと異色ですが。
どこか立ち姿に捨て難いものが
有りますね。

むかーしの事だけど、
５０年ぐらい前です。
隣りのみっちゃんが、
麦わらの束に腰掛けて、
上手に蛍カゴや果物カゴを
造ってくれます。

庭のゆすら梅をカゴ一杯採って、
麦藁の束の上で、
その透明な赤い実を口いっぱいほうばり、、
種を機関銃の様に空に噴出させて食べます。

五月の薄青い空に
ピッ、ぴ、ぴと、ひばりが鳴いて
何処までも上って行きます。

今年もゆすら梅が熟れました。
でも、黄色広がる麦畑も
ひばりが駆け上る薄青い甘い空も
もう無くなりましたね。

朝から熱風が吹き荒れて
空気がとても重苦しく感じられる
昨日です。
テレビを点ければ
もの凄い細菌かサリンを撒き散らした
犯人の様に、新型インフルエンザの
患者さんの足取り検証をしています。
ますます生活に不穏な気分を高めます。

木ぶしの花が咲きました。
新緑の山を思わせます。
５月の爽やかな空を思って
「空」って文字を書いてみましたが、
この頃を反映して、
すっきり出来ません。！！。

落ち込む事が有って、
ベットに横に成って、
天井を見つめてぼんやりしてると、
トレイス君がノコノコやって来て、
「どうしたの」と、鼻を押し付け
聞いてきます。
「あ！トレイス君、ありがとう！」
「此処へ来てちょっと話しを聞いてくれる」
と、ベットの端にスペースを作り、
上ってくるよう進めます。
でもトレイス君は、
「ベットの上は駄目でしょう」と、
上ってきません。
「今日は良いから」と、幾ら言っても、
「俺、此処でいいよ」と、
ベットの上は駄目と怒られた
あの時の言い付けを聞いてます。
良い子に成ったトレイス君、嬉しいけれど
「今日は何だか寂しいですよ！」