月別アーカイブ: 2010年5月

空木

凄い香水の様な匂いが広がって、
何だと思ったら、空木が花開かせてます。
葉っぱは全く紫陽花です。
花は額紫陽花状に咲いてますが。
どこか、もよもよとしています。
そして匂いが強いです。
水仙ともちょっと違うけど、似てもいます。

歌に有ります。
卯の花のにおう垣根に♪って、
此花の事でしょうか。
卯月に咲くから卯の花ですか??
空木と卯の花は同じかな?

庭に其の他に空木と言われている花が数種あります。
全く草花の様なのから、
低木にもこもこと花を着ける物から、
背丈以上にも成って、
重いほどの花を着けるのも有ります。

梅花空木は大好きな花です。
友達の家に有って、枝を貰って来て
刺し芽をすると生き付きます。
梅の形の花がぼつぼつと咲くだけですが、
風情が有ります。でもこれは全然種類が違うような・・・

ランチ奉行!

視覚障害者の会が有ると、
昼を皆で食べに行くのが楽しみです。
とてもレストラン&カフェ情報に詳しい方が居ます。
「何処行く!」と、お伺いをします。
「うんーっと!此の辺りだと・・・」と、考えてくれます。
適当なお店を見繕ってくれます。

レストランに入ります。
具合の良い席に案内です。
何彼と采配です。
まずはお勧めメニューの紹介です。
彼是、得点も教えられます。
サービスチケットなども持ってます。
ドリンクは無料に成ったりするのです。
お陰で美味しく安く、得々気分のランチです。

鍋すれば鍋奉行がいます。
ランチをすればランチ奉行も居るのです!!

バラとトレちゃん 撮影会!

帆船日本丸は行ってしまいます。
さっと、群集も波が引くように消えます。
我らはゆっくり引き上げます。
ビルの裏にバラ園があります。
さっき去った人波は其方に押し寄せています。
でも、我らもバラ園に行きます。
人混みにまけてバラ園の外にいると、
「ワンちゃんの写真 撮って良いですか?」と、
お願いされます。
トレ君は、今日は港に来るって事で
ボーダーシャツのマリンルックで決めてます。
バラ園に入っても、ふっと手が伸びて、
トレ君のベストショットを狙われてます。
バラとトレちゃんの撮影会です。

J子さんに、バラの説明を受けます。
受けながら全部触って見ます。
微妙な色合いは分らないけど、花弁の形もいろいろ、
色んな咲き方をしてますね。

甘い匂いも堪能した我らは、
それでも甘い物、スイーツを食べに行きます。
街の店には、我らの田舎町には無い、
奇妙な組み合わせのスイーツ画並んでいます。
彼是食べてみたいです・・・

まだ帰りの列車まで一時間有ります。
でもする事は有りません。
うとうと眠くなります。

帆船の出航!

宇高連絡船開業100周年記念行事で、
太平洋の白鳥と言われる、
美しい帆船・日本丸が高松に寄航すると、噂を聞きます。
ネットで検索です。22日〜25日までと成ってます。
それではと、港に行って見ます。
「沢山の人だかりだよ!」と、F君が言います。
あっ!居ました。其の人だかりの前に、長い
船首を伸ばして、日本丸が停泊しています。

僕は密かに思っていたのです。
二十五日は今日です。今日までです。
もしかして出航する光景を見れるのでは、と期待です。
何かセレモニーが始ってます。

僕は、ぐーんと伸びた黒っぽい船首の部分しか見えません
そのうしろ辺りをじーっと見ていると、
薄青い空に、かすかに帆柱の筋が見えます。
帆を張れば、もう少し見えるか知れません。
号令が有って、水夫さんが帆柱を登るようです。
次々の号令に合せて、どんどん登っていきます。
帆柱を登り切ると、次は横木に渡ります。
帆の結び目の各位置に整列です。と、Jさんの解説です。
さぁ!帆が張られるぞ!わくわくです。
「ごきげんよー」と、若い水夫さんの別れの挨拶です。
見物の方からも拍手で返します。
すると、今度は先ほどの反対に、
横木から帆柱へと伝い、次々と水夫さんは降りてきます。
残念!帆は張らないようです。
小さいタグボートが二艇来て、さーと引っ張って、
大きな日本丸が岸壁を離れ、
早足で沖に去ってしまいます。
あ!あっ!出航のセレモニーは終わりです。
水夫さんは甲板に立ってお別れをしてたようです。
ほとんど僕の目には実際に見えませんでしたが、
何か感動です。何か大きな夢を見たような気分です。

前で見ていたオバサンが
「二十二日は帆を張ったんだよ!」と、言ってます。
帆を張って、青い瀬戸内の島々の間を、
走り抜けて行く日本丸を見た気に成ります。

ラーメン横町 たんたん面体験!

25日、車椅子の面々と鈍行列車の旅、第二弾です。
鈍行列車は二度目と成ると鮮度を失って、
感動は今一の上、
乗車場所も二箇所に分かれてしまって、
ワイワイ遣れないのも淋しい!
盛り上がりには欠けます。

高松に到着すると十二時半です。直ぐ昼食です。
総勢十名です。好みに合せて、
うどん派、ラーメン派と分かれます。
僕はパスタ派なんですが、
普段しない経験をしたいと思っているので、
ラーメン派に着いて行きます。
サンポートビルのラーメン横町を目指します。
横町と言うからには昭和の匂いを期待してたのですが。
ぜんぜん近代的な中華レストラン街です。
「スーツ姿の人も多いよ」って、言ってますから、
出張組みさんや近場のオフイスからの客ですか?
長靴、捻り鉢巻の小父さんは居ませんし・・・

坦々麺の注文です。
僕は・やや辛め・を選びます。
ちょっと辛めだと胡椒もラー油も要らないでしょう。
一口食べて、どひゃーです。
ひ、ひ、ひ、喉が痙攣、ひっくひっくです。
口の周りの髭剃り跡にお汁が浸みてぴりぴりです。
激辛も有りますが、火を噴くでしょうか?
白状しますけど、
僕は坦々麺なるものの実態を知らないのです。
僕はワンタン麺と間違えていたかも知れません。
Fくんは最後の汁を飲んで、「からーっ!)って、
言ってますが、彼は普通の辛さを選んでます。
僕は、絶対汁は飲み干さないぞと誓って、
ラストに入ります。でも、でもです。
どんぶりの底の挽肉に出汁が浸みて美味しいのです。
持って帰って夕食の温かご飯にまぶして食べたいです。
たんたん麺、人生六十余年にして初体験でした。
まだまだ知らない物が一杯です。
さぁ、昼食の後は港 探検です。

木々は繁り・・

今日は寒いです。
長袖のシャツがなかなか脱ぎ捨てれません。
ストーブだって未だに出してます。
隣りのばぁちゃんは電気炬燵の日々です。
後、五日で六月ですよ。

以前は六月と言えば衣替えでした。
この頃は割りと自由に成って、
五月の連休が終わると、子供達はもう半袖シャツです。
でも此の頃では、朝の登校時は寒そうです。
ジャケットを羽織っている方が良いような感じです。

今日、トレ君のお風呂を予定してたのですが、
北風ぽい強い風なので、次週に延期です。
トレ君も大変、
連休頃はとても暑く、毛がどさっと抜けたのですが、
其の後の信濃旅行は雪降る寒さ、
抜けた毛を拾い集める事も出来ず、
綿シャツに成った体を如何した物かと振えているのでは・

冬にばっさり刈り込んでいた庭木は
一気に枝を広げ、新緑を繁らせていますが、
重い暗い空にはうっとうしく見えてしまいます。
山紫陽花は満開になりました。紫陽花も大きく成りました。
だのに寒い???温暖化は???
カメラが故障で写真は添付出来ませんでした。

信濃紀行‐13 時代も廻りました。

お昼に成ります。場内に在るレストランに入ります。
ランチはサラダバーに成ってます。
それで二種類のドレッシングで四種類のサラダを
美味しく頂きます。
それで八百五十円です。信濃は安い!

まだ列車の時間までに間が有ります。
レトロ地区に行って明治時代の牧師館を観ます。
江戸から一気に明治です。
サンルームや暖炉には感激です。
素敵な食器棚も在りました。
こう言うレトロな家に住みたいな!

その地域の奥に、気が付か無かったが、
全面ガラス張りのモダン建築が在ります。
江戸、明治と来て、今度は現代です。
其のガラスに信濃の青空と飛ぶ雲、
そして、周りの木々や牧師館を写し込んでいます。
少しスモーキーな色合いで、外国の名画が在るようです。

いろいろ旅をして、信濃旅行が終わります。
帰りの信濃号は満員です。
狭いローカル列車の隣りは綺麗なお姉さんです。
「ワンちゃん好きですから良いですよ」と、
言ってくれたので、
トレイス君、お姉さんの靴に枕に寝て帰ります。おわり・・

信濃紀行‐12 松本城にち

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松本到着です。
安曇野から割と近いですね。
昼だいぶ前に着いてます。
松本城散策に入ります。
此処にも東南アジアの観光客が多いです。
また、掴まっては大変、トレ君と逃げます。
平野城で瀟洒な造りです。
観光地ってあまり興味は無いのですが。
直ぐ近くで見上げてみると、
城郭建築の造形美の美しさに感動します。
今思うと、思い切って天守閣に登ったら
良かったと後悔です。
もっと構造が体で分かったでしょう。
見えないと階段とか危ないし
トレ君は登れたでしょうかね。
でも次回は必ず挑戦してみましょ!

庭は今は花盛りです。
ツツジに藤が咲いてます。
藤は紫で高い所で咲いているので見えず残念。
トイレを借ります。
和風の家屋に成ってますが、中は豪華な石張りです。
早々、書き忘れていましたが、善光寺さんのトイレも
お寺に馴染む建物に中はぴかぴかの石張りでした。
一億円掛ったとか言われてます。
此の頃、観光地のトイレも綺麗に成りました。
願わくば其れにプラスして、ユニバーサルデザインに
取り組んでほしいですね。
入り口の段差とか、音声案内、センサー機器を
導入して、弱者に優しいトイレを目指して下さい!

信濃紀行‐11 スイス村

安曇野の朝は天に近い分早いでしょうか。
五時には、澄み切った空から小鳥のさえずりが聞えます。
朝風呂に行きます。今日も晴天です。
冴え渡った空を見ながら、滑らかなお湯に浸かります。
此のまま眠っていたいです。

朝食です。和食は苦手な小鉢がいっぱいです。
味噌や海苔、温泉玉子は温かご飯に乗っけて食べます。
品良くは無いけれど、ご飯にまぶすと美味しいです。
隣りのテーブルから、
ご飯をずるずる掻き込む音が聞えます。
「納豆も有るの?」って聞きますが、
納豆は付いてないようです。
隣りの小父さん達も、何かをご飯に乗っけて、
混ぜ混ぜして食べてますね!

13日 木曜日です。
空気は冷えてはいますが、風の無い分だけ暖かです。
田植の終わった田園を行きます。
田畑の畦には大きな木が繁っています。
瀬戸内の風景には見られません。
「まだまだ土地が安いからだよ!」と、
ガイドさんは言います。余裕が有るのは良いね!

今日は松本に出て、帰ります。
途中、アルプスを背にしてスイス村が在ります。
教会の様な尖塔の在るドライブインに入ります。
スイスのチョコレートでも有れば買いたいのに、
日本の物ばかりです。何故??スイス村でしょ!
干しイチジクを売っていたので珍しいので買います。
スイス風の建物のワイナリーや牧場が在ったりもします。
でも、何処か寂れた感じがします。
乗馬体験が出来る!と書いてますが、
馬が痩せていると言うので乗るのが可愛そう。

信濃紀行‐10 指で味わう御馳走!

宿に帰って、温泉に浸かり 冷えた体を温めます。
お風呂も段差の無いバリアフリーです。
洗い場と浴槽の関係もシンプルで分かり易いです。
此れなら一人で来ても大丈夫でしょう。
大きな窓から暮れていく安曇野の空を眺めながら
広い浴槽でのんびりします。

疲れも取れて、お腹がぐるぐるです。
お食事所は、椅子席に成っています。
もう夕食を済ませたトレ君は床で寝るばかりです。
テーブルの上には沢山の料理が並んでいます。
献立表を読んでもらったり、仲居さんに
料理の内容を説明してもらったりします。
うんうんと分ったように聞きますが。
現実の内容は理解出来てません。
問題は八寸と言うのでしょうか、真ん中の
大皿に盛られた、細々とした小鉢が沢山の料理があります
形態を確かめる為に、ついつい手で触ってしまいます。
ついでに手づかみで食べてしまったりも有りです。
「行儀が悪くってご免!」と、失礼を詫びると、
「我らも皆そうだったよ」と、Kさんが言います。
ガイドボランティアの方々で、アイマスクでの
食事体験をした事があって、
やっぱりその時、皆さん手で触って食べたのだそうです。
見えてる頃は目で味わいました。
見えないので指先で味わいます。

お皿持って「此れ何?」って、聞くとです。
「食べりゃ分るよ」と、よく言われます。
口にする前に、イメージと言うか、心構えと言うか
何かヒントが欲しいですよね。
だからついつい手でみてしまうのです。
テーブルに並んだ料理の後にも、
揚げ物、汁物、と出てきます。
そして、最後は信州蕎麦ですね。
昼間の蕎麦と違って、冷たくさっぱりした出汁で
美味しかった!ご馳走様、満足の満腹です。