月別アーカイブ: 2010年10月

子育てフェスタへ・・・

子育て支援が叫ばれているので、
我が市でも第一回子育てフェスタが開かれます。
小さい子にも盲導犬を知ってもらおう、
触れて貰って、仲良く成ってもらおうと、参加します。

会場に入ると、
「ワンワン、ワンワン」って声が、
手前から奥へと波の様に広がります。
動物大好きの子供は
素早く気づいて反応です。
ちょっと大きい子やお母さんは
「可愛い、可愛い!」を、連発です。
「大きいなぁー!」と、お父さん達は驚いてます。
「賢いワンちゃんだよ。眼の悪い人を案内するんだよ」
と、盲導犬の説明もしてくれてます。

こどもの数がどんどん減っていると言われてますが、
意外と多いなぁー、
泣いている子 叫んでいる子、走っている子
会場にはこどもがいっぱいです。

会場は体育館です。アリーナは
さまざまのブースでいっぱいです。
舞台では踊りやショーが繰り広げられてます。
其の大音響がアリーナにがんがん響いています。
トレ君の耳には大きすぎる音でしょうか?
どんどん尻込みをして、僕の後ろに隠れそうです。
まだまだ幼いニコちゃんは気まぐれで、飛びついて
遊んでいたかと思ったら、寝たりしています。
あれー、ジョイ君が前に出てお客様の相手です。
普段おとなしいのに、今日は頑張ってます。
パピー弟妹に変わって張り切ってます。

視野が狭くなった僕は、暗い上に
騒がしい所で、人と話すのは困難です。
顔が見えないと、誰に話しかけてるか分かりません。
閉所恐怖症の様に成って頭ががんがんしてきます。
ステージのプログラムは際限無く続きます。
限界です。早目に退散です。

外に出ると雨です。
でも、しっとりとした空気にほっとします。
次は爽やかな外でやりたいです。
外には屋台の出店が並んでいます。
ねぎ焼きを買いたいのに、いつも列が出来てます。

ベット争奪戦の果て・・

寒い日が在ったりするように成ります。
僕がパソコンをしたり、片付けをしていると、
トレ君の気配は有りません。
「トレ君!」と、呼んでも反応無し!
トレ君の昼のベットを探っても、夜のベットを探っても、
何処にも居ませんね。はっ!と思って、
僕のベットを探ってみると、
丸まって、身をちじめたトレ君が居ます。
「駄目だよ!」って言うと、飛び降りて
自分のベットに帰ります。

最初頃は、ベットに上がっている気配がすると、
「駄目!」と、一声掛けると、飛び降りて折りましたが、
此の頃、凄く冷える日は、
押しても引いても動きません。
トレ君はとても重いので、抱き上げれません。
「ベットに寝かせては駄目」と、訓練所から
きつく言われています。
昨日の夜も、しっかり僕のベットの足元に
旨く布団に包まって、良い位置をキープで、
気持ち良さげに、すやすや寝ています。
未だ、寒さが始まったばかり、今から此れでは・・・

引きずり下ろして、自分のベットに返します。トレ君、
しぶしぶ恨めしそうに昼間のベットに帰っていきます。
僕がお風呂から出ても、寝る時間に成っても
帰って来ません。トレ君!と呼んでも帰りません。
まあ、其のうち帰ってくるだろう!と、僕も寝ます。
朝、6時前には夜のベットに居ても、
おはよう!と、挨拶に来ます。でも今日は来ません。
夜が明けて、起きる時間に成っても来ません。
トレ君 怒っているのですか?拗ねたのですか?
厚い布団を買ってあげましょうか!

衣替え‐大慌て‐見えない眼で見て混乱です。

先週の土曜は半袖Tシャツで良かったのに、
突然今週は寒くなって大慌てです。
未だ出ているのは夏物ばかりです。
急いで冬物の衣装ケースを引っ張り出します。
だんだん見えなくなっているので、眼で見て
服は探せません。手探りで引っ張り出します。
記憶が当たっていれば、今日のファション成功です。
手触りで見えないのが色彩です。時々失敗です。
ボケた色調になってたりします。
絵を描いていたので、色調には拘りたいです。

衣装ケースには着ない服もいっぱいです。
なかなか捨てられ無いタイプなので、溜る一方です。
夏五枚、冬五枚ぐらいだと整理も楽だけどね。
視覚障害者用具に物知りトークが有ります。
タグを貼ってよみとるのです。
そろそろ其の機具のお世話に成らねばいけないです。
 
来月、旅行に行きます。
夏のバーゲンでジャケットを買ったのですが、
猛暑の夏に見たときは、結構厚手で、
秋に長後良いと思ったのに、今見るとうすぺらです。
とても、此の冷えには耐えれそうにもありません!
季節の物は季節に買わねばいけません。と、
衣装換えに思うのです。

オリーブ園は雨に濡れて・・

もう限界、駄目だ吐いちゃう!って時に
急に船は静かに成ります。
牛窓湾に入ったようです。
トレ君も僕の足の間から抜け出して、
安心したように、のびのびと床に寝そべります。

牛窓港に到着です。僕らは上手に飛び降ります。
「ちょっと待って、動かないでよ!」
船の助手さんが言いながら、
ロープを岸壁に結わえています。
ひとりで大丈夫かな?と、思って足を出してびっくり
意外と岸壁は狭く、同じ色調の白い所はもう海です。
其の時、ジョイママさんが迎えにきてくれます。
助かったあー。海に落ちずに助かります。

牛窓はオリーブ園が有名です。日本の地中海です。
我らは港を囲むように在る山に登って行きます。
別荘やペンションが南仏のような建築です。
でも雨がどんどんひどく成ります。
三時前だというのに辺りは暗いです。
道を間違えます。気分も暗くなります。
オリーブ園到着です。南仏の太陽はありません。
雨に濡れて、銀色に輝く葉は有りません。
皆さん昼食を食べてない!との事で、
其処の食堂で食べる事に成ります。
オリーブ園に似つかわしくない、茶系の建物です。
それに”うどん”などと大きく書いてます。
そして、もう品切れで、うどんは二玉、どんぶり物は
一人分と半、などと言われます。
ますます惨めに成ってしまいます。
それでも空き腹には勝てません。
取り合えず かき込みます。

此のオリーブ園には美味しいアイスクリームの
キオスクが在ります。其処で気分直しです。
皆でダブルを頂きます。
うーん 美味しい。地元ミルクの濃くの有るアイスです
でも雨に濡れた体には寒い!冷えすぎです。
美味しいけど侘しい!侘しいけど美味しい!
今日一日の僕の旅を象徴したラストイベントです。

大揺れ!

少し時間があるが港に帰ります。
港は次々と渡船が入ったり出たり、
ごった返して居ます。女子トイレは列です。

テントの待合室で乗船時間まで待ちます。
隣に座った小父さんと話します。
毎週、島巡りをしているそうです。
今日は此の後、豊島に行くのだそうです。
小豆島の竹の家が良かったと言ってます。

ガイドさん(船の助手?)さんは、事務所かな?
少しの間、席を外していて、帰ってきます。
もう、すっかりトレ君は懐いていて、
「何処に行ってたの」と、飛び付いて甘えています。

同じ船でやって来た三人組のお姉さんが帰ってきます
倉敷の女性だそうです。
地元で開かれている芸術祭だから
一島だけでも観ておこうと、来たそうです。
ふん、ふん、そうですか。僕も同じです。
お姉さんの一人が、トレ君をとても気に入ってくれ
船の出港時間まで遊んでくれます。

雨が降り始め、風が強く成ります。
船が着きます。船が揺れてます。
岸壁と船の間が、詰まったり離れたりしてます。
わー!深い海面が見え隠れしてます。
朝に乗った所から乗るのですが、トレ君尻込みです。
三十五キロのトレ君、僕は抱っこで来ません。
僕が先に乗ってリードを引っ張って、促します。
何度目かに飛び上がりますが、
わっ!危ない、滑り落ちそう!
船長さんと助手さんが、トレ君のお尻を押して、
デッキに押し上げてくれます。ほっ!助かりました。

船が港を離れます。其の瞬間から大きく揺れ始め、
トレ君ものんびり寝てられません。
僕も座席からずれ落ちそうだし、気持ちが悪くなります
生あくびがでて、胸がむかむかして吐きそうです。
船底から波が叩きつけるのでしょうか、頭の芯まで
ドンドンドンと響いてきます。
トレ君は僕の足の間に擦り寄って不安そうです。
えー。助手さんが救命具の事を言ってます。
トレ君の救命胴衣は有りますか?
「大丈夫、犬は自然に泳ぐから」と、答えです。

オリーブ園は雨に濡れて!

もう限界、駄目だ吐いちゃう!って時に 急に船は静かに成ります。 牛窓湾に入ったようです。 トレ君も僕の足の間から抜け出して、 安心したように、のびのびと床に寝そべります。
牛窓港に到着です。僕らは上手に飛び降ります。 「ちょっと待って、動かないでよ!」 船の助手さんが言いながら、 ロープを岸壁に結わえています。 ひとりで大丈夫かな?と、思って足を出してびっくり 意外と岸壁は狭く、同じ色調の白い所はもう海です。 其の時、ジョイママさんが迎えにきてくれます。 助かったあー。海に落ちずに助かります。
牛窓はオリーブ園が有名です。日本の地中海です。 我らは港を囲むように在る山に登って行きます。 別荘やペンションが南仏のような建築です。 でも雨がどんどんひどく成ります。 三時前だというのに辺りは暗いです。 道を間違えます。気分も暗くなります。 オリーブ園到着です。南仏の太陽はありません。 雨に濡れて、銀色に輝く葉は有りません。 皆さん昼食を食べてない!との事で、 其処の食堂で食べる事に成ります。 オリーブ園に似つかわしくない、茶系の建物です。 それに”うどん”などと大きく書いてます。 そして、もう品切れで、うどんは二玉、どんぶり物は 一人分と半、などと言われます。 ますます惨めに成ってしまいます。 それでも空き腹には勝てません。 取り合えず かき込みます。
此のオリーブ園には美味しいアイスクリームの キオスクが在ります。其処で気分直しです。 皆でダブルを頂きます。 うーん 美味しい。地元ミルクの濃くの有るアイスです でも雨に濡れた体には寒い!冷えすぎです。 美味しいけど侘しい!侘しいけど美味しい! 今日一日の僕の旅を象徴したラストイベントです。

オリーブ園は雨に濡れて・・

もう限界、駄目だ吐いちゃう!って時に 急に船は静かに成ります。 牛窓湾に入ったようです。 トレ君も僕の足の間から抜け出して、 安心したように、のびのびと床に寝そべります。
牛窓港に到着です。僕らは上手に飛び降ります。 「ちょっと待って、動かないでよ!」 船の助手さんが言いながら、 ロープを岸壁に結わえています。 ひとりで大丈夫かな?と、思って足を出してびっくり 意外と岸壁は狭く、同じ色調の白い所はもう海です。 其の時、ジョイママさんが迎えにきてくれます。 助かったあー。海に落ちずに助かります。
牛窓はオリーブ園が有名です。日本の地中海です。 我らは港を囲むように在る山に登って行きます。 別荘やペンションが南仏のような建築です。 でも雨がどんどんひどく成ります。 三時前だというのに辺りは暗いです。 道を間違えます。気分も暗くなります。 オリーブ園到着です。南仏の太陽はありません。 雨に濡れて、銀色に輝く葉は有りません。 皆さん昼食を食べてない!との事で、 其処の食堂で食べる事に成ります。 オリーブ園に似つかわしくない、茶系の建物です。 それに”うどん”などと大きく書いてます。 そして、もう品切れで、うどんは二玉、どんぶり物は 一人分と半、などと言われます。 ますます惨めに成ってしまいます。 それでも空き腹には勝てません。 取り合えず かき込みます。
此のオリーブ園には美味しいアイスクリームの キオスクが在ります。其処で気分直しです。 皆でダブルを頂きます。 うーん 美味しい。地元ミルクの濃くの有るアイスです でも雨に濡れた体には寒い!冷えすぎです。 美味しいけど侘しい!侘しいけど美味しい! 今日一日の僕の旅を象徴したラストイベントです。

装置に溺れてる。

精錬所美術館入り口に着きます。
入り口は何組か並んでます。
二十分待ち!と、言われたので、
先を見て来る事にします。何処も公園散歩の風情です
三本目の煙突の所まで行って、帰って来ます。
幾分空いていまして、二組ほど待って入れます。

精錬所美術館の作品は、地下道の様な所を
歩いて行く鏡を使った迷路の作品です。
外の明かりかと思う所が、鏡が受けた明かりです。
それで5人ぐらいのグループに分けて入れています。
しかし鏡の手前に美術館スタッフが居て、
「右に曲がって下さい!はい 左です」と、
指示を出してます。えーっ!
それでは騙し絵的な迷路の面白さは
何処に有るのですか?
観客が怪我するのを恐れているのか?
装置を壊されるのを嫌がっているのか?変ですよ!

三島由紀夫をテーマーにした作品も
後の方の部屋に在ります。
三島邸の建具を吊るしているのですが、
展示スペースの立派さに比べて、
モチィーフが薄っぺらで
希薄なイメージしか伝わりません。
最初の落胆がずーっと尾を引きます。

カフェが在ります。
淡い瀬戸内の島々が眺められて、
良いムードですが、
作品郡の中に置くには目立ちすぎです。
もう少しひっそりと在って欲しかったです。
全体として装置や構成が博覧会のアトラクション?
そんな印象が強く残ります。

だから僕はカフェで、コンビニで買ってきたおにぎりを
食べます。
申し訳ない事に、コーヒーはガイドさんが
ご馳走してくれました。

驕れるものは・・・

船の助手の人に案内所まで連れて行ってもらいます。
芸術祭パスポートを見せて、
「眼が悪いので、サポートをお願い出来ますか?」と、
聞きます。と、「そう言う制度は有りません」と、
仁部もない返答です。
「じゃぁ、私が行きましょう!」と、
船の助手の人が申し出てくれます。
そして「チケット買わなきゃいけないか?」と、聞きます
「えー、それは申し訳ないよ。ガイドして頂くのだし」
無料が当然でしょう!と、僕も声を出します。
案内所さんは怒ったようにきつい口調で、
「特別ですよ」と、
船の助手さんにパスポートを渡します。
本来なら主催者側がすべき事を、
好意で申し出てくれたのです。
パスポートを貸すだけでなく、「宜しくお願いします」と
一言そえるべきでは有りませんかね、ベネッセさん。

右手を真っ直ぐ行くと美術館の入り口と聞いていましたが、初めての所は様子が分かりません。
僕はガイドを得て、安心で行けます。

犬島は銅の精錬所跡を柳幸典のアートプロジェクトで
再生した美術館という事でかなりの期待です。
他の島には見られない、崩れていく産業遺産の
精錬所が、独特の荒廃した景観を作り出していると、
テレビでも行ってました。
でも、煙突が見えてきても、海岸沿いの道は整備され
建物側は御影石を築き、芝を張り、植栽が施され、
公園か?リゾートホテルの庭?と思わせる風情です。

「以前は凄まじかったですよ」と、
ガイドさんは話してくれます。
赤黒い焦土が海岸まで続き、煙突は今にも倒れそう、
煉瓦の精錬所は崩れる要塞の様に在ったそうです。
何故其の部分をこんなに隠してしまったのですか?
ベネッセさんの意図は分かりません。
あなたの驕り(おごり)ではありませんか?
美術館に行き着くまでに失望です。

瀬戸内芸術祭‐乗船

トレ君と僕は待合室で暫く待ちます。
丁度、牛窓秋祭りです。
準備の叔父さん達が集まっていて、
「おー、賢いの」と、取り残された感じで、
緊張しているトレ君を、皆さんが褒めてくれます。
沢山の人だたので、トレ君、益々緊張です。

時間が来て乗船です。桟橋に案内してくれます。
トレ君が乗り易いようにと、
船を横付けにしてくれてます。
でも船の縁がトレ君にとって柵です。
柵は飛び越えないよう教育されているので、
乗ろうとしません。それを説明するとと、
船長さんが船を動かせて
後のデッキから乗れる様にしてくれます。
横からより随分高くは成りましたが、柵が無いので、
トレ君は勢い良く飛び乗れます。凄い!と、歓声です。
そして、皆さんで ほっ!です。

三十名ぐらい乗れる船ですが、
二十名ほどの乗客です。ゆったりしています。
船の助手かな?
サポートをしてくれたお兄さんが、船の事、海の事、
芸術祭の事など、ガイドさんみたいに話しています。

牛窓湾の中は穏やかでしたが、犬島に近づくと、
少々揺れます。でも直ぐ到着です。
トレ君は乗った所から、上手に飛び降ります。
犬島の港は沢山の人でごった返しています。
若いバイトらしいお兄さんがイベントの紹介や
船の案内を大きな声で叫んでいます。
美術展と言うより、万博会場の風情です。
船の助手のお兄さんが
案内所まで連れて行ってくれます。
案内所で美術館の入場整理券を貰いなさい!と、
先に行った人に言われてます。
そして、ガイドヘルプもお願いしなければ・・・