月別アーカイブ: 2019年4月

それでも 良い人も居ます。

 タクシーに乗った時です。
その運転手は 発信させるとカーブを
キュキュウと回す 荒い運転です。
小柄のピーちゃんは 降り飛ばされて
飛び上がって仕舞って 座席に足を着いてしまいます。
わっ 座席を汚したかな!と
直ぐ持っていたタオルで払います。
 車を降りる時 座席が汚れた!と怒って居ます。
本当はアンタの運転が乱暴だからでしょ!
と言い返したいが 済みませんと謝るだけです。
さっき おつりは良いですよ!と
幾らかの気持ちはあらわしたんですよ!と
言いたいが 言葉を飲み込みます。

 それでも 運転手さんにもいい人も居ます。
6月の蒸し暑い頃 学校訪問の帰り
タクシーに乗ります。
 車内が凄く熱いです。暑さに弱いトレ君は
ギョエギョエ 合吐きそうな気配です。
 ワー この子吐きそうです!って
運転手さんに伝えると・・ 吐いても良いよ
洗えば済むことだ と大様な返事です。
 少し窓を空かしてもらい 持参の新聞紙や
ペットシートを床に敷いて 事態に備えます。
 車が走り 社内に風が通り 
運転手さんの優しさで気持ちも楽に成り
トレ君のギョエギョエは収まります。
賢い盲導犬は 人の心も分ります。

それでも いつの日か

 座席に盲導犬を残して
トイレなどに行くと・・
トレ君もピーちゃんもですが 盲導犬は
何処かへ消えた相棒を 行った先を見つめ
我らを探します。

 有る時 ボランティアさんの所に泊めてもらい
お風呂を借りた時です。
もうだいぶ夜も更けたので トレ君は眠くって
こっくりこっくりしながらも 僕の入った風呂場を
風呂から上がって来るまで 見つめ続けていたそうです。
周りには PWさんやともだちもいたのに
やっぱりワン吉さんが気に成るのね!と
皆さんに その様子が可愛いし いとしいし
感心されてました。
そして だんだん互いの絆もできてきたのでしょうか・・

 それから 一番心に残っているのは・・
トレ君が悪性腫瘍で手術し 退院して来たときの事です。
PWさんに送られてきたとき
待っている僕を見つけると一目散に飛んで来て
飛びつき あのね あのね!
オレ手術頑張ったよ 遺体の我慢したよ!
偉いでしょ と話すように 耳元で
一生懸命話しかけるような様子を見せたのです。
あまり感情をあらわにしないトレ君には珍しい行動
した。手術は怖いし 不安だし やっと
我が家に帰れて うれしかったんだろうね。
手術の時 ずーっと付いて居て上げればよかったんだろうね!
元気でかえってきてくれてありがとう と
抱いて 背中を撫でって上げます。

盲導犬は大変だぁー 23

 我が家にやって来たトレ君は
何かにつけて 深いため息を
はぁー うーんん とか
あーぁとか 何かにうんざりしたかのように・・
この世に失望したかのように
毎日 あーぁ 何です。
何がそんなに不満なんでしょうね。

 たとえば寝床に入る時
2度 3度 敷物の上で ぐるぐる回って
どさっと倒れ込むようにして ふーぅ と
大息です。
 散歩の途中 道を間違えたりすると
またーぁ やれやれ はぁーとため息です。
何だか そんなにストレス抱えてます・・!?

 眠ってしまうと 今度は寝言です。
むにゃむにゃ くぃくい クィーン
誰かに甘えている様な。
ちょっと悲しく成ってるような声を出します。
50日で別れた お母さんのおっぱいを
おもいだしてるのか・・
パピー時代のパピママさんを偲んでいるのか・・!?
 
 そうだね さみしいね!と
そーっと なでなでしてあげます。

悲しい別れが・・

 トレ君やピーちゃんは
半年間の訓練を終え 我が家にに やって来ました。
一歳半で3度目の引っ越し・・
短い間に 住むところ 相手が変わるのも
盲導犬の大変なところです。
馴染んだと思ったら離れさせられてしまうのです。

 トレ君は 訓練所で初めて
僕の部屋に連れてこられた時
お前は誰だって顔をして ちょっと匂いをかいだだけで
離れて行ってしまいました。
部屋の外を 訓練士さんが通るたび
ドアにしがみついて泣いたりしました。

 でも 縁が有って我が家の子に成ったのです。
出来れば死が互いを分かつまで
仲良く暮らしたいね!と話しかけました。
 盲導犬は10才で引退する が決まりです。
 隣のばぁちゃんが ずーっと面倒見て上げるね!と
言ってくれていました。
此れで 今後ずーっと一緒に居られます。

盲導犬はたいへんだぁー 21

 暑く成りました。
ワンちゃん達は抜け毛の季節です。
シャンプーしても・・
頑張ってグルーミングをしても・・
留まるところなく毛は抜けます。

出掛ける時は マナーコートがかかせません
それでも全身が毛だらけですから
気を使ってしまいます。

 松山の福祉会館での行事に参加するため
大街道からタクシーに乗ったのです。
で タクシーから降りる時です。
車ん内がけだらけだ!と運転手が運賃をうけとりながら
ぶつぶつ言います。
車庫に帰って掃除せにゃならん!とも言います。
そういわれても コートは着せてるし・・
じゃ抜け毛をこちらにひっ付けて下さい とも言えず
なんともしようがありません!
障害手帳で一割もひいてくれません。

降ろされた我らは入り口が分りません!
運転手は あっちだよ と
いかにも嫌味に  羽箒で社内をバタバタさせながら言います。
友達に携帯で助けを お願いしました。

 欧米では 盲導犬は毛が抜ける動物であることも認識して
許可してるのだ と聞きます。わんわん

ウィーモダン

「ウィーンモダン クリムトとしーれ」東京新美術館 4月25日
いやー 絵画だけかと思ったら 家具や 食器 建築 ファッションまで
と幅広い展示だった! と感動のボクちゃん
久しぶりですね!と ちょっと懐かしさを感じるワン吉
若いアートぽい女の子がおおかったよ!と此方も嬉しそうなボクちゃん
そうだね 退廃のしーれってにんきなんだ!と
二十世紀の終わり頃 づっ等してたね と思い出すワン吉

 世紀末 暗黒の暗い輝き そうだあのヒットラーも
美大をじゅけんしたんだっけ・・
もし 画家に成っていたら しーれの孤独な退廃にたいして
反逆と残忍の絵画が生まれていたのだろうか!?
 正義と道徳 秩序と平穏を愛しながら
人間は暗黒の怪しい光に引かれずにはいられない
生き物かも知れないと感じさせる時代の証明でもある展示ですね。

平成のかぐや姫

 探していた我らの気持ちは知らず
ピーちゃんは 暫く大はしゃぎです。
スーパームーンの輝く空に
平成の かぐや姫は 月に帰らず
我らの世界に舞い戻りました。

 次の日の朝 どんなもんだろうと不安
のなか 朝のトイレ出しです。
わー もりもりとウンチを落とします。
昨夜あんなに戻したのに
やっぱり何か食べてますね。

 今日は一日 小分けにして
柔らかくしたフードを 6回与えます。
夕方 もう一度ウンチをしましたが
コロコロとした 綺麗な物でした。ほっ!

 なのに・・
ベットの入るる頃に成って
うにゃうにゃと昨夜の様に
何か訴えて来て 眠ろうとしません・・
あれー また調子が悪いのかな・・?と
何度もトイレに連れて行きます。
しかし ウロウロするばかりで
ウンチも嘔吐もなし・・ 
ただ気持ちが悪いだけなのかな・・?

 此方は昨夜の騒動がたたって だるい!
眠いで うんざり気分です。
 母の様に 暫く添い寝をしてあげます。
背中を軽くポンポンしながら子守唄なぞちづさんで観ます。
ピーちゃんも 落ち着いてうとうと
あー やっと穏やかなよるに成ります。

次の朝も少しは心配でしたが
全く普段道理に治って居ました。やれやれ

おぼろ月夜に ぶらり旅!?

 平成最後の 十六夜の月も無い空は
枕で 美地ビいてくれるピーちゃんがいないのでは
どうしようもないが 角先に出ては
名を読んでみるばかりです。

 居なくなって20分
自分ではこれ以上如何も有りません!
近くに住む親せきで犬愛好家のUちゃんに
助けの電話をします。
パジャマ姿で駆け付けてくれます。
ピーちゃんと仲良しの ツーチャン
所にもつれて行ってもらいますが 何故か
家族の方も ツーちゃんもいません!
 とうとう思案に暮れて 警察に頼もうか・・?
防災無線で探してもらおうか・・?
あれやこれや考えつつ
Uちゃんはドッグ友達に 応援をおねがいしたりもしてくれています。
美人のピーちゃん誘拐だろうか・甲虫事故では と
考えがマイナー穴に落ち込んでいきます。

 こんな時のノウハウがあるのでは・・と
訓練所の緊急通報にだいやるしようとケイタイを
取り出した時 いたよー!uちゃんの声と共に
ピーちゃんが腕の中に飛び込んできます。

 我らが捜していた反対側の道筋の
工事中のコーンをうろうろクンクンしてたのを
ちょうど街灯の下で 見得たので
ピーと呼ぶと 飛んで来て
顎にぶち当たるほど飛びついて
シネマのワンシーンの様な 感動の一場面だった
と Uちゃんは興奮した気分前回で話します。

あー よかったよかった!

気分の悪い腹の物は全部吐いてしまったのか
其の後のピーちゃんは 夜に遊んでくれる事がうれしいのか
部屋に入っても 葉社寺まくって居ます。

おぼろ月夜に ふらり旅 あーぁ!

 夕食後 のんびりしてると・・
ピーちゃん ベットのそばに寄って来て
何か うにゃうにゃ言ってます。
さっきトイレは済ませたし・・と
想いつつ でもまぁ と 予感があり
もう一度 トイレに連れ出します。
 すると げぼげぼと吐いて居ます。
えっ 何か悪い物 たべたのだろうか?ビニール袋を手にはめ
吐いた物を探ってみると・・
硝化されていないフードを吐いています。
どうしてかな と思いつつ片づけをします。
ピーちゃん まだ部屋に戻ろうとします。
もう少し 吐ききれない物が残ってるのかな とと
外に置いたまま 片付けをします。

 ピーちゃん静かに成ってます。
あれー もう独りで部屋に戻ったのかな?と
急いで部屋に入って
ピーちゃんのベットを探ってみると
其処にはいません。
居間にいるのだろうか?手で探りつつ歩いても
何の反応も有りません!
 もう一度外に出て 読んでみても
何時もの様に飛んで帰って来る気配は在りません!
鉱物のビスケットを皿に入れてふっても
何処からも反応が有りません。

 月は群雲に隠れ 昼間の暖かさが消え
冷たい夜気が迫って来ます。
如何したのだろう? 如何したものだろうと
どんどん不安が迫って来ます。

春のフレンチ

・アントレ
筍のフライに筍のソース
春野菜にコールミート
が彩りよく大皿に盛られています。

・フープ
カリフラワーのポタージュ
新芽の様な 爽やかな味がします。

・メイン ディッシュ
炒めたライスの上に
ホタテ エビ など魚介類のフライに
ワラビなど春野菜のソースが
こってりしてボリュームがあります。

・デザート
苺のシャーベット と 
シャンパングラスに抹茶ゼリーに
桜の花びらを散らしたゼリーの
春らしい色彩の逸品が添えられています。

 苦味の効いたコーヒーでしめくくりました。ワン

料理の名前とか 野菜の名前少々忘れました。
今月も 美味しかったです。わんわん