月別アーカイブ: 2011年5月

五百グラム減量!

 最近 腹が突っ張って!
少々肥満気味です。
隣りのばぁちゃんも此の所体調が良いので
日々の差し入れも多めです。
 甘い物の貰い物は無いですが、
此の頃、豆煎餅に凝ってまして、
スーパーで見つけては、あれこれ買って来ます。
お茶を飲みながら其れをパリパリ食べます。
それも結構腹の張る原因です。

 土曜日から頑張って間食を控えます。
少し痩せた感じで、腹の突っ張りも納まって、
やっぱり楽ですね。
二キロぐらいは痩せましたか?
えー、何だ!たった五百グラムしか減ってません。

 其れなのに、昨夜十時頃から
お腹がグーグー、腹減ったーと鳴いてます。
空腹感で寝れません。
お茶だけでも!と、飲むとオシッコに行きたくなるし・・・

記録的!

記録は破られる為に有る!
とか言います。
それにしても此の頃記録的なって言葉が
日々飛び交います。
其の上、未曾有とか想定外って言葉まで
出てきます。
東北大地震などは、
少しずつ更新されていく記録を飛びだしているのでしょう!

昨年の夏の高温続きは記録的だったし、
今年の1月〜三月までは記録的な少雨だし、
先週の雨は記録的な雨量だと言ってます。
花の季節も記録的に遅いようだし、
何故こうも記録的な変動が起こるのでしょうか?

季節は滑らかに繰り返し、
平年並みで有って欲しいです。
オリンピックの記録に想定外が欲しいです。
想定外の景気回復を望みたいです。

備中JBOSの旅は終わります!

10−また 何処かへ
 後楽園を一巡りして入り口に帰ってきます。
皆さん其処で冷たい飲み物を買ったり、
名物 のももソフトをなめたりして、一息着きます。
今日の午後は本当に暑くなりました。
後で聞いたのですが、今日の気温は五月としては最高の
三十度を越したそうです。ふー、暑い!
でも湿気が少ないので木陰は未だ涼しいです。

 再びパニックの運転手さんが焦りながら運転する
バスに乗って岡山駅に帰ります。
暑さにバテ気味のトレ君は、垂れ目をもっと垂らして
ぐったりしています。
皆さんに「暑かったね!」「沢山歩いたね!」と、
労われてます。トレ君 もうちょっとだからね。
 岡山駅では沢山の駅員さんが出迎えてくれます。
そしてもう一度、乗り込む列車の確認や打ち合わせです。
視力障害者の介助者無しで単独参加の人が数名居るので、
駅の方々も、とても気を使ってくれてます。

 関東組みさんはお土産を買いたいので焦っています。
打ち合わせを終わると駅のお土産売り場に飛んでいきます。
暫くすると、岡山名物 ままかり、黍団子など
一杯買い込んで帰ってきます。
 そろそろ、それぞれの列車の時間が近づいてきます。
担当の駅員さんに連れられ、其々のホームに向かいます。
もう、駅の喧騒の中に皆さんはまみれてしまって、
お礼やお別れの挨拶もろくに出来ないまま、
僕も駅員さんに誘導されて瀬戸大橋線に出ます。
 トラボラの皆さん、ガイドさん、駅員さん、
大変お世話に成りました。
 メンバーの皆さん、いろいろとお話し有難う御座います。
トレ君にも優しい眼差し有難う御座います。
また、ご一緒できる事、楽しみにしています。

 夕暮れ色に染まる瀬戸内を車窓に見ながら
我が家路にと着きました。
「いやー 旅行って良いですね!」 ではまた

人工田園庭園

9‐金持ちは貧乏が好き?
 昼食を終え、日本三名園の一つ後楽園に向かいます。
午後の日差しはきつく成って、皆さん満腹だし疲れも出て、
駅までの歩きもよれよれ気味!
元気な会長さん焦って皆をせかせます。

 やれやれ!倉敷駅に無事到着です。
なんと其処に岡山駅の駅員さんが出迎えてくれてます。
そして、帰りの列車に乗り継ぎの予約を取ってくれます。
最終的には我らはボランティアさんと別れて、
それぞれの予約した列車で、それぞれの方向に帰ります。
埼玉、東京、愛知、岐阜、大阪、神戸、四国、鹿児島へ・・

 おっと其の前に、最後の観光地へ
倉敷駅でも駅員さん総出です。
手助けを得て三ヶ所の乗車口から乗り込みます。
岡山駅からは路線バスで後楽園に向かいます。
四十名の団体で動くと何処でもちょっとしたパニックです。
ワンマンバスの運転手さんイライラ気味かな・・
 直ぐ日本三名園の後楽園に着きます。
マロニエの花でも咲いているのでしょうか?
えぐい匂いが漂っています。
 「あっ!お嫁さんが」と、誰かが叫びます。
今日二度目の打ち掛け姿の花嫁さんと紋付袴の花婿さん、
我らと擦れ違います。今日は大安吉日でしょうか?

 ボランティアガイドさんの案内で園内散策です。
大きな木が繁り、木陰の風は涼しい!
園内に入ると、甘い香が漂っています。
何とバニラの香のする木です。
その木の陰のベンチに沢山の観光のオバサンが座っていて、
トレ君と僕が通り掛ると「偉いね!」「立派だね!」と、
皆さんで声を掛けてくれます。
暑さでぐったり黄味だったトレ君、甘い香りと、
オバサンの応援で、また張り切って園内巡りです。
後楽園は戦火や洪水に合って、現在在る建物等
全て復元との事です。
 真ん中の広い芝生の所は、江戸期には全部田んぼだった!
えー、そうですか。
殿様は周りに点在する様々の建物から、田植え、稲刈りと、
移り行く季節の様子を楽しんだのだそうです。
お金持ちさんは貧乏ぶるのが好きなんでしょうか?
フランスのかの贅沢娘のアントアネットも
ベルサイユに土壁の田舎家を造り、楽しんだそうです。
其の人工の田園風景の向こうにお城の天守閣が望めます。

 田園の真ん中に、一階部分は壁の無い建物が在りまして、
其の建物の真ん中に一筋の川の流れを造っています。
二階には隠し階段を引き下ろして登るのだそうです。
僕はこの建物が気に入りました。
日本の気候に合ったエコ住宅です。

ボランティアさんは若い!

8‐綺麗な着物のお嫁さん!お顔は?
 古い旅館の前に来ると、中から
「お嫁さんの支度が出来ましたよ!」って言ってます。
花嫁行列の舟渡行はGWのイベントにある!と、
聞いていましたが、えーと、今日は普通の日です・・が?
支度の出来た花嫁、花婿さんが旅館から出て来た様です。
「綺麗な着物のお嫁さんですよ!綺麗なきものですよ!」と、ガイドさんが何度も我らに伝えてくれます。
「綺麗なのは着物だけですか?」と、聞き返しますが、
答えは無しです。お顔はどんなお嫁さんでしょう?
お世辞にも可愛い!と、言えなかった??

 花嫁花婿は船に乗って倉敷の堀川を行きます。
風に揺らぐ柳の合間に見え隠れして日本情緒満点です。
此れはイベントではなく本物で、
此の画像を披露宴会場で流す為のロケだそうです。
それはそれは おめでとう御座います。
お喜びのお裾分けを頂きました。
まだまだ見る所は在りますが、我らは時間が有りません。
「では、又の機会にゆっくりどうぞ!」と、
ガイドさんに送られ、ホテルで昼食です。

レストランのテーブルの前の席は比較的若い男性です。
其の人はトラボラさんが着いてます。
声の感じで其のトラボラさんも比較的若い女性、
五十代くらいかな?と、思えます。
でも、話しを聞いていますと「四十幾才の娘が居て」と、
話してます。四十代の娘が居るとしたら、
其の人は七十代??
ボランティアをしてくれる人は心身共に若い!
僕も其の人に助けられて美味しい昼食を頂きました。
倉敷の音訳ボランティアの方も来て頂いてます。
僕らは沢山のボランティアさんに助けられ旅は続きます。

7−ボランティアガイドさんと・・・

7‐説明を聞きながらの散策
 19日、今日は倉敷と後楽園の散策です。
僕個人としては、高梁に今日も居たい気持ちです。
山城の備中松山城に登ってみたいです。
それは次の機会にと、未練を残しつつ・・

 今日も晴天!高原の町の朝の空気は爽やかです。
でも、何だか今日は暑くなりそうな予感!
高梁駅の駅員さんは総出で面倒を見てくれてます。
中折れ帽の寅さんもホームの端っこに、
トランクを提げて立っていそうな人情の町です。
又、我らで一杯に成った列車は出発です。

 おしゃべりをしていると直ぐ倉敷到着です。
JBOSのトラボラさんが待って居てくれます。
撮り合えず昼食を予約しているホテルまで歩きです。
大通りに平行して在る 歩いた事の無い裏通りを行きます。
日差しを遮るアーケードで涼しく歩けます。
其のホテルで荷物を預け、
身軽に成って町散策に出掛けます。
トラボラさんが時間が無いから早く早く!と、急かせます。
倉敷ボランティアガイドさんもチロリアンハットと
縞のシャツでおしゃれに決めて待機です。

 平日の午前中のせいか観光客も程よい感じです。
僕は倉敷には、もう何度も来てますが、
いつも、ただぶらぶらするだけで観光案内は受けてません。
今日は十人づつのグループで四組に別れ、
グループごとに二人のボランティアガイドさんが着いてくれ
橋や建物の説明を丁寧にしてくれます。
触れる立体解説図や点字マップも用意されてます。
倉敷独特の格子窓やなまこ壁の様子がしっかり分かります。

無いな!無い!攻撃

6‐無い無い攻撃 第二弾 三弾
夜遊びに出たじぃじぃ達は夜半頃のご帰還です。
僕とトレ君は疲れとほろ酔いで爆睡中です。
ドンドンとドアを叩く音で、
先ずトレ君が飛び出します。
僕は寝ぼけ頭を巡らせて、
あっ!そうだ。じぃじぃを締め出しているんだぁ!

 始まりました。
帰って来たじぃじぃの 無い!無い!攻撃です。
財布が無い!と、言ってます。
キャィーン!わートレ君が踏んづけられてます。
そして、何かぶつぶつ言ってます。
もしかして自分も見失ってるかも知れません。
僕は寝た振りです。
うっかり返事していると、世界情勢の今後など、
たっぷり演説を聞かされてしまいます。
直ぐ眠りに着けて幸いです。

19日、朝です。未だ五時ですがじぃじぃは起き出します。
 朝風呂に入ると言ってます。
じじ臭さを洗い流したいのでしょうか?
あっ!朝から無い無い攻撃です。
パンツが無い!と、言ってます。
財布は盗んでも、じぃじぃのパンツは要りませんよ。
続いて懐中電灯が無い、メガネが無い、
携帯が無い、白杖が無い!です。
何処かにドラエモンのポケットは売ってませんか?。

 朝御飯に降りると、JBOSのトラボラさんから
点字ブロックのお煎餅をお土産に頂きます。
そうです。岡山は点字ブロック発生の地です。

 

5−備中で交流会 えっ!そんなに遠くから・・

5‐鹿児島から埼玉が集います。
「JBOSの旅は何しろ歩くんだよ!」と、
じぃじぃに聞かされてます・・。
公共交通機関を使っての旅です。
目的地から観光地へとバスで運んでくれる旅では有りません
今日も随分歩きました。それでも備中高梁の路地は
ずーっと彷徨っていたい感じです。
時間と成りましたのでホテルに戻ります。

 僕はトレ君にトイレをさせたり、夕食を上げたりします。
じぃじぃは夜のバーティーに備えて入浴、
男前を上げてます。
そして交流会会場に急ぎます。
わー、もう皆さん勢揃い、会長さんの挨拶が始まってます。
視覚障害者33名とワンちゃんの参加です。
すると、はーい!とバンちゃんが突然返事しました。
バンちゃんで無くワンちゃんですよ!ね、バンちゃん。
自己紹介が始まります。
僕の知っている人は たった五名です。
遠くは鹿児島や関東は埼玉、中部、近畿と
あっちこっちからの参加者です。
JBOSの東西合同の旅は今回で十回目!です。
僕は初めての参加ですが、十回連続参加の強者もいるとか?

 ほとんどRPの方々なので、各地の活動の様子など
わいわい話していると、早くもご飯と吸い物が出て
閉会の時間が迫ります。
「次に行きたい所は」と、会長さんが聞かれます。
あっ!もう次回は秋は奈良と決まっているようです。
来年ですね。
バンちゃんから、屋久島!って意見が出てます。
じぃじぃは 八丈島!って言ってますし、
僕は高山と白川郷に行きたいな。
皆さんあっちこっちと行きたい所が一杯です。
あー、未だ未だ長生きしなきゃいけないです。

 トレ君も疲れている様なので、僕は部屋に引き上げます。
飲べいじぃじぃは飲むほどに元気に成って、
数人と夜の街に繰り出していきます。

4‐山田洋次の愛した町

4‐男はつらいよ!の舞台です。
 高梁は備中松山城の城下町です。
お城の方向へ登っていくと武家屋敷が並んでいます。
歴史的景観地区で電信柱が在りません。
男はつらいよ寅次郎の山田洋次監督が、
伯備線の車内から此の景色を見初めて、
第8話のロケ地に選んだそうです。
武家屋敷を見て我らは商人町に下りていきます。
備中松山城は山城で、ちっときついので今日は登りません。

 商人町は細い路地のような道を行きます。
整備されていない町並みは自然に寂びてて、
古く成った其のままで、
さすが山田監督さんが選んだ町です。
随分気に入ったのか32話の舞台にも成ったとか!!

 大きな醤油屋さんの倉を見学です。
大きな梁が何本も組んだ体育館のような所です。
もう僕には其の素晴らしさ賀見えないのが残念です。
高梁は山陰と山陽の交通の要所でも在り、
高梁川のお陰で流通にも適し、随分と栄えた様です。
其の為、幾度となく領主争いも有ったそうです。

 路地歩きは楽しいです。
商店や蔵が点在していて、
「おーす!」と、トランクを提げた
寅さんに出会いそう!
でも路地は狭く歩道は在りません。
わー、こんな路地にも自転車や車が入ってきます。
左側歩行のトレ君は左側へ皆さんは右へと避けます。
狭い路地それでは車は通過出来ません。
ボランティアさんがトレ君に合わせて、
全員左側歩行に統一です。トレ君張り切って一番前です。
「行き先 分かってますか」

 腹が空いてきましたね!
僕は列車の中で早めの昼食、
サンドウィチを食べただけです。
お土産屋さんに立ち寄ります。
あー、と、皆さん、ソフトクリームに飛びつきます。
渇いた喉に冷たくって気持ち良いです。
元気も出たところで、高梁名物はなんでしょう?
水の良い所はお酒が美味しい!酒饅頭もあります。
塩羊羹も珍しいでしょうか・・・

高梁町歩き!

3‐遠州さんの庭
 お城のの様な高い石垣に白壁の塀が張り巡らされた
真ん中の急な石段を登ります。
自然石を積み重ねた石段はごろごろして大変です。
トレ君に助けてもらって登りきります。
立派な山門が在って、其処が
足利時代に建立された安国寺です。
其の後、出城の役目もしていたのでしょう、
質実剛健なお寺です。
威圧的な所の無い、バランスの良いお寺です。
 内部の見学に入ります。
「盲導犬も良いですか?」「はい、どうぞ」と、言われ
皆さんに続いて高い敷き段を上がっていきます。
廊下や部屋を越えて、小堀遠州さん造営の中庭に出ます。
僕らは縁側に座ってシンプルな枯山水の庭を眺めます。

開け放された縁側は、
街路の日差しのきつさは嘘のよう!
ひんやりとした空気包まれています。
テープで流れる庭の説明を聞きながら
うとうとしてしまいそう。
あっ!トレ君のいびきが・・もう夢の中です。
小堀遠州さんが親子二代に渡り
此の地の代官だったそうです。
その折の此の枯山水の庭の造営、町の整備もされたとか。
 テープが終わり、次に進みます。
トレ君は「此処が良い!」と、起きようとしません。

 外に出ると立派な鐘突き堂があります。
品の良い、堂々とした造りで、町に向いてます。
時間を知らせたり、非常時に突かれるのでしょう。
あの石がごろごろの石段を降りて行くのかと恐れてますと、
帰りは脇の坂道を下ります。やれやれ助かります。