月別アーカイブ: 2009年9月

歯痛がつづく

なかなか、色んな事が出来なくなって
せめてブログの日記だけは
毎日書こうと思っていたが、
歯痛でズッキン、ズッキン痛くって
3日間休んでしまいましたね。

「泣く子と地頭には勝てぬ」って言いますが、
泣く子はともかく、地頭も歯痛には勝てないのでは??
親知らずでは無いけれど、
根の張った奥歯は抜くのも困難そう。
一応、治療してもらっていたのですが、
「完治の見込みがないので抜きましょう」と、
昨日 言われます。
余りに根が深そうなので、恐れをなして
抜歯を先延ばしにしました。

でも痛いです。奥のほうで重くズキンと痛いです。
秋の美術展の制作ははかどりません。
あー、連休が終わったら抜く事になるでしょうか??

塩むすび

突然ですが、塩むすびが食べたくなります。
歯が痛いせいか、あっさりしたもの食べたいです。
炊きたてご飯を塩の手水で優しくむすんだ、
白いおにぎりが食べたいです。
中身は梅星ぐらいは許すけど、
海老マヨなどは要りません。

歯の痛くなる前は
もやし炒めが無性に食べたかったです。
塩コショウで味付けて、
ちょこっと肉が入ってれば其れでより、
出来上がった頃、チューンと醤油をたらして
フライパンで食べたいです。

今日、昔の教え子19才が遊びにきて
「ちゃんと自炊してんだよ」って、言うので、
「塩むすびともやし炒め食べたいよ」と、話してみると
もやし炒めはよくするよだって、
「作って上げようか」って、気軽に言います。
スーパーへ買出しに行こうとします。
ひっとりっ子の甘えん坊で、
泣いて困らせていたけど、
立派に大人に成ってます。

歯医者の予約が有ったので、
次の機会を楽しみにしています。

痛い!

昨夜から突然、虫歯が痛みます。
痛いけど「痛い!」って、
ひとり住まいだと誰にも言えません。
言えないと、痛みがだんだん内にこもって
もっと重く、深く痛くなります。
「痛いの、痛いの、飛んで行けー」と、
自分で言っても駄目ですね。
せめて隣りのばぁちゃんでも居てくれれば良いのですが

夜中、氷で冷やしたりして、
やっと、朝方まどろむ事が出来ます。
何時もより30分ほど寝過ごします。すると
「まだ起きないの」と、トレイス君がやってきます。
「歯が痛いんだよ」と、言うと、
「何だー」って顔をして、
「早くしないとオシッコもらしちゃうよ」
って、自分の主張だけします。

仕方が無いので歯医者に行きます。
我が家の辺りは便利です。
歯医者さんまで二百メートル足らずです。
内科医さんも反対方向に
二百メートル足らずです。
眼科医さんは五百メートル足らずです。
此れで何とか生きていけます。が!

「あーこれは疲労痛ですね」と、
医師が言います。
貰った硬いマカダミアンナッツの食べすぎ?
歯の隙間に薬を注入されます。
「いて、ててて」 涙が出ます。
あれっ!待合室でトレイス君も
クイーンと鳴いてます。

夏から秋が重なって・・

一昨日は寒くって
長袖のブルゾンを重ねて仕舞います。
そしたら昨日はTシャツ一枚です。
夕方はちょっと寒くなって、ベストを着て
夜は半袖のトレーナーを重ねます。
今朝も寒くって重ねて、
それから昼にかけて段々脱ぎます。
ヘルパーさんに言われます。
ドアに次々と洋服がかかるものですから
「どうにか成らないの!」と、
あきれられます。
一日で季節が春から夏、
夏から秋、秋から初冬と変わる
今時、どうにも成りません。

薄手の散歩用に買った、
丁度、今頃に良いジャケットは
と捜します。でも出て来ません。
だけど夏のさかりに捜していた
淡い色のアロハシャツが出てきます。
「洋服さん、どうにか成りませんね」
呼べば出て来て欲しいです。

今朝、ばぁちゃんが治療の為、入院していきます。
昨夜はとても寒く、冷たい雨が降ります。
いよいよ秋です。

野鳩の雛は水を掛けられたのが嫌だったのか
我が家の中庭から姿を隠します。
「菜園場のデコポンの木に居たよ」と、
ばぁちゃんが教えてくれます。
見に行くともっと近くに居たのでしょうか、
パタパタパタと幼い羽音を発てて、
足元から飛び立ちます。
トレイス君のベランダ辺りに来て遊んで居たようです。
二羽の雛は転がる様にじゃれあって飛んで行きます。

ばぁちゃんが入院していった隣の家の窓は
今日から閉まったままです。
野鳩の話しもできません。
野鳩の雛たちも遠くに行って仕舞うでしょうか。
中庭に、ひんやりした秋風が吹いて
萩の花だけが静かにゆれてます。

小鉢はお皿に取っ

20090911115445.jpg

お弁当を取り始めて、そろそろ一ヶ月
最初、此方の意志に関係無く、
食べる物を決められるのは嫌だとか、
同じ弁当屋の物は味が同じで、
献立も繰り返しで飽きちゃうなと、
思っていたのです。

が、先日です。手違いで弁当が来ません。
あー!其の日はとてもがっくり来て、
凄く不安になって仕舞います。
また次の日から毎日弁当が届くように成ます。
どんなにほっとした事でしょう。
此の頃は弁当が来るのを楽しみに待ってます。
取り合えず、今日の食べ物が在ると言う安堵感です。

前に弁当写真をブログに書いた時、
器に移したり、自分の好みのドレッシングを掛けたり
してみては、と言われました。
で、紙の小鉢のままですが、
お皿に取り出して食べてます。
何とか素材や調理が分るので、
味わう心構えも出来て美味しく感じます。

今日は温野菜にゴマダレを掛けたのから頂きます。
山芋の和え物とガンモドキの煮物が美味しかったです。
今日の御飯は炊き込みでした、
五石米とか、発芽米、と御飯も変わります。
はい!ご馳走様!

鳩の雛が遊ぶ庭

「あっ!鳩に水がかかる」と、
隣りのばぁちゃんが窓から覗いて言ってます。
パタパタパタ、水のかかった鳩は驚いて
我が家の貝塚の木から飛び立ちます。

ばぁちゃんの庭の松ノ木の巣から巣立った
野鳩の雛は我が家の貝塚の木に来ています。
見えない僕は、夕方の水遣りで、
鳩の雛に水を掛けて仕舞います。
わっと驚いて逃げた野鳩の雛の羽ばたきは、
パタパタパタと頼りなげに響いて、
ちょっとだけ飛んで行きます。

「いつも一緒だね!」と、ばぁちゃんは言います。
二羽で生まれて育った野鳩の雛はいつもくっついてます。
二羽で丸まって寄り添ってます。
見えない僕は、そんな姿を想像するだけですが、
どんなに可愛いく、愛しい物でしょうね。

母の愛!

盲聾で東大教授に成った福島さとしさんの
お母さんが書いた闘病記
「さとし分るか」と、
全盲のピアニスト、辻井信行さんの
お母さんが書いた
「のぶカンタービレ」を、
朗読ボランティアの人に読んでもらいました。

「偉大な人には、偉大なお母さん付いて
いるのだな!」と、友人に話したら、
「ワン吉のお母さんも同じだよ」と、言われます。
思い出すと、
目の病気が有ると分った頃、
あっちこっちの病院に連れて行ってもらいました。
今頃と違って交通事情も悪く、
自家用車も無く、不便だったろうと思うのです。
だけどその事は余り覚えていません。
其の頃の病院の陰気な暗さは覚えています。
そして病院の帰りに、
駅前食堂でカレーライスを食べさせてくれました。
うどんが15円なのに100円はしてました。
カレーライスの真ん中に生卵が
何故か乗っかっていましたね。
食堂のショウウインドウやビニールの暖簾も
しっかり思い出すのに、親の苦労は忘れています。

小学校の修学旅行にも母は着いて来てくれました。
高校の頃も学校からの帰りが遅いと、
町の外れまで迎えに来てくれていました。
あの頃は我が町は、田んぼの中で、
道は悪く、外灯も少なく暗かったです。
よく井手に落ちて帰りました。
帰り着くまで心配だったのですね。
「そんな子を、よく海内にやったね」と、
親族、近所の人に母は言われていました。

自分は偉大に成らなかったけど
母の愛は変わらず偉大です。

巣立ったかな!

手乗り野鳩にしようとお爺ちゃんは頑張ったけど
結局、野鳩の夫婦は50センチ以内には
どうしても近づいてくれません。
それから先は、お爺ちゃんの根気が負けたのか、
野鳩の人を信じない野生が勝ったのか?
でも、それからも小春日和の中庭で
野鳩の夫婦は大きく地面に羽根を広げ、
お爺ちゃんと愛犬ダン吉との日向ぼっこに参加です。

「野鳩の雛が左の松の枝に居るよ」と、
朝方、ばぁちゃんが教えてくれます。
もう、今日は巣立つのでしょうか?

「あれー、雛が見えない!」と、昼頃ばぁちゃんが言います。
飛んで行ったのでしょうか?
「あっ!居た、居た」と、ばぁちゃんが大きな声をだします。
また本の松に戻って、お尻をこちらに向けて、
親鳩が見守る隣りの家の屋根を見ています。
しかし野鳩の雛は、親を呼んで鳴いたりしません。
何時も静かに静かに待ってます。

「全然、見えないね」と、
夕方に、ばぁちゃんは窓から首を出して、
二本の松ノ木を眺め透かして言ってます。
「あー、とうとう巣立ったのかな」
9月8日の空にとんでいったのでしょうか?

もう直ぐ秋本番です。
暖かな小春日和の日に我が家の庭に帰って
療養中のばぁちゃんと日向ぼっこをしておくれ。

手乗り野鳩

「今日はふた枝降りてきてたよ」と、
ばぁちゃんが言ってます。
野鳩の雛が松の枝の巣から
昨日は一段、今日は二段降りて
巣立ちの準備です。
でも、旅立つ勇気が無いのか、
やっぱり暫くするとのこのこと、
上の狭い巣に帰って行きます。
野鳩の巣は大きく成った二羽の雛達には
もう、かなり狭いです。

 ずーっと前です。これらの鳩の先祖かな。
野鳩の夫婦が我が家の庭に来ていました。
お爺ちゃんや愛犬ダン吉の居た頃です。
小春日和の昼下がり、お爺ちゃんとダン吉は
のんびり日向ぼっこです。
其の前に野鳩の夫婦も遣ってきて日向ぼっこです。
「お爺ちゃんは手乗り鳩にするんだ」と。
ダン吉のドッグフードを撒いてやるのです。
最初は三メートル、そして二メートル、
人に慣れない野鳩が段々お爺ちゃんに近づいてきます。
ダン吉も眠そうな細目で、吼えたりせずに見ています。
何日かすると野鳩の夫婦は一メートルから50センチと
お爺ちゃんの直ぐ足元まで近づいて来ます。
「もう、ちょっとだ!」と、お爺ちゃんは
手の平にドッグフードを一握り乗せて、
石のお地蔵さんに成って動きません。
果たして、お爺ちゃんの手の平のフードを
野鳩は膝に飛び乗って啄ばむでしょうか?