月別アーカイブ: 2011年6月

メロンがお好き・・・

 毎年、今頃 夕張メロンが届きます。
そして毎年、トレ君の誕生日に切ります。
でも今年のメロンは「今が食べごろよ!」と、
言われたので、早速切ります。
大きなメロンなので、隣りのばぁちゃんにも
お裾分けです。

 「美味しいかな?」と、先っちょを
ちょっぴり千切って味見です。
「流石本場!」とろける甘さです。
ばぁちゃんもほっぺたを落としそうなお顔です。

 あれー!
いつの間にかトレ君が我らの近くにやってきて、
「ふーん、そんなに美味しいの?」と
上目づかいで睨んでます。
「ちょっと上げ名よ」と、ばぁちゃんが、
甘い物はいけません。でもあんまり見つめるので、
皮の近くの、味の無い所を少し上げます。
それでもトレ君はとっても
美味しそうにぴちゃぴちゃ食べます。
もっともっとおくれと、テーブルから離れません。
「もう、終わり」と、メロンを冷蔵庫にしまいます。
何でくれないだ!と、メロンジュースたっぷりの
僕の指をぺろぺろ、ちゅうちゅうです。

 トレ君、そんなにメロンがお好きでしたか?

初めで最後の父の日のプレゼント!

 父は五十代に入ったばかりの頃
大怪我をして、長い間のギブスが災いし、
右足の膝が曲がらなくなって仕舞います。
紐付きの靴は苦手で履かないし、
スリッパな様な履物も脱げてしまうし、
鼻緒の有る草履等、履いていたのでしょうか?

 それから連れ合いの母を亡くし、
七回忌が過ぎた頃、
供養にと四国遍路に行くようになります。
遍路は流石、草履ではいけません。
病院でも履いていた学童用の上履きを履いていきます。
上履きは突っ込みで履き易く、軽いでしょうが、
階段や石畳、悪路の所を歩かなければいけない遍路道、
足は痛くないでしょうか・・

 僕は父の日にスニーカーをプレゼントしました。
紐付きは駄目なので、其の頃、
沢山出ていたマジックテープ方式の物を買います。
「次の遍路から此れを履いて」と、贈ります。

 父は次の遍路で喜んで(多分)履いて行ってくれます。
此れで、足の裏にも負担藻軽く
快適な遍路が出来るだろうと、良い気分で見送ります。
 だが、帰ってきた父は「足が痛い!」と、言ってます。
足の裏は大丈夫なんですが、足の甲が痛いようです。
マジックテープを縫い付けた所が、
周りの生地と伸縮が違って、甲を擦って痛めるようです。
其れ以後、父は其の靴を履きません。
また元の上履きで遍路に出かけます。

 そして、其の一度しか履かれない靴が、
僕の初めてで最後の「父の日のプレゼン」に成りました。

もてる男?です。

○女性からの感想
おはようございます。
昨日の放送、素敵でした。
遠く珍しい地を旅されたのですね。

奥尻島のこと、
北海道南西沖地震のこと
申し訳ないですが時が経って普段
思い出すことはありませんでしたが
今回のお手紙がきっかけで
奥尻島のことを見せていただいて
すごく良かったです。
そう思った方が沢山いらしたのでは
ないでしょうか。

文章と実際の風景とが
見事にマッチしていました。
本当に良いお手紙でした。
天災は怖いですね。

それと火野正平さん魅力的な方ですね。
この番組を見始めてから
もてるのが分かりました。

○メールや電話で感想を聞かせてくれた女性は
全員、火野正平さんを素敵だと言います。
此れをきっかけにフアンに成った女性も居ます。
 其れに引き換え、男性陣は・・
あの火野正平?と、必ず「あの」が着きます。
あのは正しく、あの女性遍歴の事を指しているんでしょう。
やっぱり、番組の中でも食事処や町角で女性が絡むと、
トークが弾んでました。
三つ子の魂、百まででしょうか?
 
 僕個人としては、肉団子の様な顔の人と記憶してますが、
年月を経て、肉汁や油が取れて、渋い小父さんに成ってるな
と、見えたんですが・・何しろ細かい所は見えてないので・
ざっくばらんな優しさが魅力です。

広い北海道、あっちこっちと大変だったでしょう。
長い旅お疲れ様でした。
そして、たった四箇所の中に選んで頂き
有難う御座いました。

ひとつ積んでは父の為・・・

○友人から感想
 最後の映像で、賽の河原がでてきましたが、
不思議な光景でした。
誰が石を積むのか?
もしかすると、
あの地域の遭難した漁師さんの霊を弔う場所になっているのかもしれないと、
勝手に想像しました。

 君が奥尻島の賽の河原をリクエストしてくれたことは、
多くの人々にその存在を知らせるだけでなく、
その場所が、人間にとって何か深くて重い意味のある場所であることを知らせてくれました。

辞書によると、賽の河原は、冥土の三途の川にあって、父母を亡くした子どもの亡者が、

父母の死を弔おうとして川原の石を積むけれど、鬼が来て、積み上げた石を次々に崩していく。
いくら積んでもすぐに崩される。頑張っても頑張っても何も役に立たないむなしい状況のこと。
のような解説がありました。

心に残る映像でした。

ーーと、友人からの感想を頂きました。
僕の記憶の賽の河原は、父母に先立ち死亡した子供が其の親不孝の報いで苦を受ける場と、聞いています。
子供達は「ひとつ積んでは父の為、ふたつ積んでは母の為」と、一晩か過って石の塔を積み上げます。すると朝方、鬼が来て其の塔を崩してしまうのです。
鬼から逃げ惑う子供達は地蔵菩薩の衣の裾に逃げ隠れます。
 そんな子供を哀れんで、現世で子供の為に石を積んでやる場所が、各地に在る賽の河原だそうです。
お地蔵さんも奉られて居たりします。

賽の河原は・・・今

○こころ旅の投稿文です。
 ずーっと以前、若い頃です。「最果て紀行)っと言うのでしょうか、五島列島から佐渡島、小さな島々飛島なども織り交ぜ、そして最後に北海道の奥尻島へと旅をしました。
 本土から遠く離れた島々は、厳しい生活があるのでしょう。何処に行っても島には祈りの場所が在ります。

 奥尻島の港に降り立ち、直ぐ右手に曲がった辺りがに賽の河原が在ります。其処は陸地とも砂浜とも言いがたい、唯広々とした所です。其処には確かに沢山の石積みがされて有ります。
「賽の河原」と、言えば、寺の一角に寄り添うように在るものだと思っていました。が、此の心を寄せる術も無い空虚な空間に広がる景色に驚きと共に、此の島の歴史の深い悲しみの様なものを感じました。

 其れから数年後、1993年の北海道南西沖地震で津波に襲われた奥尻島がテレビに映し出されます。
 港には船が乗り上げ、港左手の海岸に在った泊まった民宿など跡形も無く流された悲惨な光景、自然の脅威にただただ唖然とするばかりでした。
 そして、其れから、あの頼り無げに在った祈りと願いの賽の河原は如何成ったのか心に掛かります。
 そんな思いの募るなか、東日本大地震の大津波が
東北地方を襲います。果たして奥尻島は復興しているのだろうか。賽の河原には願いを込めて石を積まれる様に成っているのだろうか、それとも唯何も無く成っているのだろうか、と 日々思わずにはいられません。

 空と海に向かい広がるばかりの地に、脈々と受け継がれる風土に根ざした祈りの空間も復活している事を信じて、自転車の旅する場所に相応しいか、どうか迷いましたが、今、如何しても見たい、見せていただきたいと思い投稿させて頂きます。

○昨夜 放映が終わりました。
火野正平さんが「奥尻は見事に復興していましたよ!」と、
テレビから語りかけてくれました。
だが、僕の記憶の中に在る賽の河原は、
広がる大地と空の間に楚々として
もっと乾いた感じに在ったような気がします。
町はパワーを持って復興しておりましたが、
其処は戦火の跡のように、生々しい物が残っていて
重苦しさを感じました。
震災の被害の甚大さを物語っている気がして、
胸に迫る物が有ります。
島の人たちは、沢山の悲しみを
此処に積上げていったのですかね。

なにあともあれ、旅の思い出と想いが
映像と成って見れた事、
皆さんに見て頂けた事は大変 良かったです。

本番は七時だよ!

おはようございます。
 テレビみました。
 予告編のように思いましたが、
 最初に紹介された依頼文はすばらしい内容だったと思います。

 依頼者のもう一度見てみたいという気持のなかに、深く重いものを感じました。

 視聴者として、あの奥尻地震・津波の映像の記憶と、
 見通しがついていない東日本大震災の罹災と重ねてイメージしました。
 
 今朝の放送は、予告のようでしたが、
 臨場感をかき立ててくれる、
 良い番組に仕上がっているのではないか?と想像しています。
 夕方をワクワクしながら待っています。

いろいろと多方面に、情報発信を続けておられる姿に、
本当に勇気づけられます。
感謝です。

取り急ぎ、今朝の感想を送らせて頂きました。

今に成って確認とな?

 こころ旅 僕の手紙の章が
明後日 放送と迫ってきましたが、
今日も未だNHK番組担当者から
「確認なんですけど?」と、
取材電話です。
えっ!明後日放送ですよ、大丈夫?

 「其の場所まで何分ぐらい掛かりました?」
と、聞かれます。
投稿文には、港から右に曲がって直ぐ と、
書いたのです。
何分ぐらいと聞かれましても、
其の旅行って三十年ぐらい前の事です。
直ぐだったような。ちょっと歩いたのかな?
正確に記憶は蘇りません。

 又、暫くして電話です。
「其の旅行は車ですか?」
僕は車に乗れないので歩きとか
路線バスで動きます。
未だ、ナレーションが入ってないのでしょうか?

 其の担当者は「、今愛媛に居るんですよ」と、言います。
わー!ますます心配!
今から東京に帰って編集でしょうか?

意義あり!

 感激する心は無いですか?
と、言われたトレ君、怒ってます。
俺は俺なりに感激するんだ!と、
異議を申し立てるのです。

 トレ君の言うには
先ずだろう。美味しいフードを貰う時!
嬉しくって、逆立ちして地球を三回回りたいほど
感激だね!
 次はパピママ、パパさん、隣りのばぁちゃん
などなど優しくしてくれる人に会った時、
雲の上まで飛び上がちゃいそうだね。
 その次はライトハウス出身の仲間に会った時、
懐かしくってタンゴを踊ってしまうね。
 そして、綺麗なおねえちゃんに会った時。
鼻水で小鳥を撃ち落すくらい張りきちゃうよ。

そうでした、そうでした!

わーぃ!新しいハーネスだぃ!

 トレ君のハーネスが 甘えん坊選手犬に出場した時
蝶番の留め金が壊れてしまったので、新品を買いました。
今まで壊れたのを直してもらって使っていたのです。
で、大安吉日、良き日に新品を下ろそうと思います。
でもチャンスも無く一ヶ月が過ぎてしまいます。

 今日はと思って下ろします。
今日は福祉大会に松山へ行きます。
雨も何とか上がりそう?
「トレくーん 新しいハーネスだよ!」
ピカピカで真っ白なハーネスを着けて上げます。
ピカピカの一年生のようですよ!
トレ君「わー!有難う」と、大喜び??
では無く、全く反応無しです。
何だい 此れは?と、無視です。

 防災用の真っ赤なバッグを買って上げた時もです。
全く無視、反って迷惑顔です。
トレ君のお兄さんパピーのジョイ君は、
防災バッグを背負ったら、
とっても嬉しそうに、くるくる回って見せてくれました。
あーぁ!トレ君には感激する心は無いですか?
もー、新しいハーネスはジョイ君に上げますよ。
と、言う訳にもいかないし・・・

 そんな気持ちを映す様に、
雨が降り始め、止みません。
帰りなんてどんどん激しくなって、
じゃじゃ降りです。

こころ旅を・・・

 NHK BS プレミアム放送
日本縦断こころ旅に僕の投稿が採用されました。

 六月十五日 水曜日
朝 七時四十五分から 十分 間
夜 七時から     三十分間

と、二回放送されます。
ずーっと昔の北海道の奥尻島の旅の思い出と、
東日本大震災の思いを綴りました。
僕の文章に沿って、
俳優の火野正平さんが旅してくれます。
是非、見てください!