月別アーカイブ: 2011年6月

時の小父さん!

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 今日は時の記念日です。
父の小学校時代は「時の小父さん」の歌を歌いながら
提灯行列をしたとか・・・?
へぇー!です。
ネットで調べて見ます?
「時の記念日」が制定されたのは大正9年と有ります。
あ、それで・・ 父は大正6年生まれです。
制定されて間もない頃だし、何とか天皇が始めて水時計で
時を計った恐れ多い日!と、有ります。
だから提灯行列に成ったんですね。

 写真の時計は文字盤もガラスも無かったのですが、
七千円もの大枚をはたいて骨董屋で買ってきました。
頭が大きく堂々として「時の小父さん」って風格です。
日本的なムードも有って大好きです。
此の前やっと文字盤は見つけましたが、
カバーガラスはありません。
何時の日かは完成品にしたいですね!

梅雨空に・・・

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 藤が花を終えたら一気に蔓を伸ばし、
葉を繁らせ始めます。
やっぱり向日性でしょうか
どんどん上に伸びていきます。
ほとんど屋根より上で繁っています。
それで引っ張り下ろして柵に取り付かせようとします。
でも新しい蔓はぽきぽき折れて仕舞います。
古い蔓はロープより強いのです。が・・

 木苺の苗を貰ったので、
柵の足元に植えます。
友達の所の小母さんが掘ったので、
ほとんど土が着いてません。
幸い梅雨に入り、時々雨が降るので
何とか枯れずに持ってますが、
水の吸い上げる力が無いのか、
苗の先は危うげです。

 今年は写真の紫陽花が一番元気に咲いてます。
昨年はしょんぼりと咲いて、
大して目立た無かったのです。
今年は大きく育ち、花もいっぱい着けます。
それでも、こんな種類でしょうか
花弁は小さく寄りそって、
紫の色合いも渋く
雨の雫に濡れていっそう風情です。

物は壊れるから美しい!人は死ぬから愛おしい!‐2

其れでも暫くしたら電話が掛かって着ます。
「何か・有った・・」と、ぶっきらぼうです。
「皆が、如何してるのか?と、心配してるから」と、
伝えると、
電話に出ると眩暈がするんだぁ!と、ひ弱に言います。
あーぁ!欝傾向ですかね。
僕も春先から眩暈がします。
耳の中の石が動いていると言われているので、
でも気にしないようにしています。
 話しが続きます。
「それに昨年は入院したりしてたし・・」と・・
「何で入院?」
「腹腔鏡で胆石の手術をした」と、言ってます。
なんだぁ、其れなら僕もしました。
双子でも無いのに同じ頃、同じ症状です。
そんなに落ち込む問題では無い様な??
ネガとポジ、捉え方の違いです。
「もう少ししたら気分が良くなるだろうから」と言います。
こう言う病気って春先はいけないですかね?
カラッと夏晴れの日に
電話が掛かってくるのを期待しましょう。

 友人の葬儀はお焼香も終わり、出棺の時です。
皆さんに花が配られ、最後のお別れです。
花をお棺に供えて、最後の言葉を掛けます。
僕は見えないので、友人の遺体に触らせてもらいます。
花に埋もれた遺体の頭に手が触れます。
禿げていた頭に、赤子の様なふわぁっとした
柔らかな産毛が有ります。
不思議と温かです。
思わず愛おしさが込み上げてきて涙が溢れます。
特に気が合うと言う友人では有りませんでした、
其れでも何だか縁が有って中年期を関わり深く過ごします。
僕が目を悪くして会うことも有りませんでしたが、
何処かで元気で居てると思うと、其れで良かったのです。
もう会う事も、話す事も出来ないのだと思うと、
愛おしくって涙が零れて仕方ありません。
友人の親切ばかりが溢れるほどに思い出します。
「いろいろありがとう!ありがとう」

物は壊れるから美しい!人は死ぬから愛おしい!

 友人の葬儀から帰って来ると、
一時間ぐらいの間に、何度も携帯に着信が入ってます。
糖尿病の友人からです。
僕が電話に出なかったのでパニックに成った様です。
いつも「だーねも相手してくれんのや」と、
電話でぐちぐち言うのです。
糖尿病で、腎機能が悪く、
体が思う様に動かないし、
網膜症で眼も見えなくなってるし、
それで落ち込んでます。
有名大学の法学部を出ているのですが、
理性でカバー出来ないのでしょうか?

 先日、ずーっと連絡の取れない友人に
久方ぶりに電話してみます。
一回目は固定電話から
かなり長い時間鳴らしても出ません。
二回目は携帯から掛けてみます。
五、六回の呼び出しで嫁だんが出ます。
「旦那は今手が離せないので、用件を伝えて置きますが」と、木で鼻をくくったと言う表現がぴったりの感じで
応対されます。えっ!もっと気安い仲だったでしょ!
「どうしても話したい事が有るので後で必ず電話して」と、
強引目に言って、電話を切ります。
掛かって来るかどうか半信半疑です が・・・?

池浚い!

 むかーし 時々有りました。
田植えや水田の水の供給を終えて、
そして、秋の取り入れも終わった
初冬の頃だったかも知れません。
池の水を全部抜いて仕舞うのです。
 そして、地域の人、総出で魚の掴み捕りが有ったのです。
 
 網やジョウレンを持って、
バケツやタライを用意して来ます。
投網を使う人も居たような・・
池の水は膝くらいまでに成っていて、
大きな魚がバシャバシャ跳ねてます。
 大きな鯉や鮒が居ます。鯰も鰻も居ます。
大物を捕らえると差し上げて、土手の観客に見せます。
わーっ!と、歓声です。
池の水は泥水で、皆も直ぐに泥まみれです。
 
 僕は池に入った事は無いですが、
水辺近くにも色んな生き物が居ます。
カラス貝と言って真っ黒なムール貝そっくりな貝も居ます。
小さな貝も何種か居ます
沢蟹も、牛蛙も居ます。
僕らは其れを拾ったりします。

 一瞬の間に池の魚は捕らえられてしまい終わりです。
池の堤に置かれたバケツやタライを見て回ります。
居ます居ますタライに入りきらないほどの大物が居ます。
飛び出して池に帰ろうとするのも居ます。
鯰はタライの底に黒く蹲ってます。
これは持って帰って食べたのかね。
池は有りますが、もう数十年こんな事をやってません。
池では魚達はドンドン大きくなってるんでしょうか??

 干された池は 其れからゴミを除き、
土手の補強をして来る年に備えます。

抜きど

 学校帰りの子供達が川の中を覗き込んでます。
浅い川の所では道路に腹這いに成ってます。
少し行った深い川の所には入っている子もいます。
「何してるの?」
「魚がいっぱい居るんだ!」と、力んでいます。
「えー、金魚?」
「違う 鮒だ!」と、金魚なんか居るわけ無いだろう!
って、感じで答えられてしまいます。

 そんな事無いんだ。
十数年前、川が真っ赤にになるほど、
金魚が泳いでた事もあったんだよ。
親戚の小父さんがバケツに何杯も掬って、
奥さんの実家の山の堀に持って行って放したのです。
谷川の水を引いた其の堀も真っ赤になってましたね。
其れほど沢山居たんだよ!

 あ、そうそう、其れから後です、
外来種のブルーギルが異常発生した事も有ったよ。
細い川にもうじゃうじゃ居て重なる様に泳いで種。
ブルーギルは鮒や金魚と違って丸っこいから
横泳ぎでばやばしゃしていたね。
だが、ある日突然、川に水の来ない日が有って、
すると、さあ大変!ブルーギルは蛙飛びで移動です。
うまく水溜りに辿り着いたものは良いのですが、
ほとんどが夢半ばにして頓死!
そして其の後が物凄い事に、
簸やがった川底で、初夏の日差しに熱せられ、
一気に腐り始めます。
ブルーギルって、もともと臭い魚です。
それが、川と言う川で腐った物ですから、
村中が吐き気のする臭さに襲われます。

 我が家の辺りでは今が田植えのシーズンです。
其の為に、溜池の水が定期的に抜かれます。
それを ゆる抜きと言います。
当番の小父さんが田んぼの具合を見ながら抜きます。
誰かが池に、鮒や金魚を放すんですね。
秋から冬に成長して
其れが繁殖して、抜かれた水といっしょに
此の頃、こうして流れて来るんでしょう?

 あー!今年は鮒で良かったです!!

死の床

 同級生の友人が入院していると言うので、
お見舞いに行きます。
二月頃までは元気だった!と、聞いていましたので、
お話しが出来るかな?
どんな具合でしょうか?

 病室の前に着くと、
内から着替えをしている声が聞こえます。
暫く外で待ちます。
着替えも終わった様なので中に入ります。
 友人の寝息が聞こえます。
えっ!今 着替えを終えたばかりなのに?と、
訝しく思います。
声を掛けます。少し目を開けて何か言ったようです。
物凄くか細い声だったのですが、
あの元気な時と同じ響きなのに、
一瞬 驚きます。

 また直ぐ いびきをかいて眠りに入ります。
担当医師が見回りに来ます。
「痛み止めを打ってるからね」と、言ってます。
唯、痛み止めを打つしか治療の仕様も無い状態でしょうか?
こう言うのって「死の床に着く」と言うのでしょうか、
体格の良い人でしたが、掛けた布団も薄く、
あやゆい存在感です。
父の最後もそうでした。叔父や叔母もそうでした。
でもそれらの人は、僕より遥かに年長で、
年老いて、其の状態が自然な気もしました。

 今、目の前で臥しているのは同級生です。
六十半ばは、特に若いと言うわけでは有りませんが、
まだまだ逝って仕舞うには早やい年齢です。
勤めなどしていたら退職して、子育ても一段落、
此れから第二の人生、
自分の楽しみに生きる年齢です。
偶にしか会わない友人でしたが、
もう会えなく成るかと思うと寂しいです。
無念の死を思うと悲しいです。
今までお世話に成ったお礼を言って帰ろうとすると、
目を開け何か言います。
そして、また静かな寝息をたてはじめます。

 此の文章を書いている途中で訃報が入ります。
安らかにと祈ります・・ 合掌

トイレの話し!

 我が家が椅子式便器に成ったのは
とても早かったんです。
其れは四十年前ぐらいで、
田舎はほとんどボッチャン便所だった時代です。
父が怪我をして膝が曲がらなくなって、
自分で椅子式便器を造ったんです。
其の頃、父は親戚の水道工事店も手伝っていたので
それはお手の物でしたが、
あー、怪我をしたのも水道工事の時です・・!

 其の椅子式便器に成った時、
なかなか不都合な感じで、力め無いと言うのか、
やりにくかったです。
それでも、人間は何にでも慣れてくるものです。
だいぶ調子が出てきます。
 逆にしゃがむ便器だと、今度は力が入らないし、
不安定だし、足が痺れるし、どうもいけなく成ります。

 それから便器もどんどん進化して、
水道屋さんが親戚の事も有って、早め早めに、
新しい便器に成ります。
 ホット便座やウォシュレットに成ります。
成ってしまうと、冷たい便座は耐えれないし、
水で洗えないとすっきりしないし・・!

 日本のホテルや旅館はいち早く最新型を導入してますが、
海外のホテルは、ずーっと普通の西洋式の便座です。
ツアーだと四つ星、五つ星ですが進化無しです。
其れなのに四十年前には、安いホテルにも在った、
ビデが見かけなくなります。
 旅行に出ると便秘に成ります。
時に食事が合わず下痢します。
あー!ウォシュレットが欲しい!、
なんでビデを取っ払ったの??

トイレの話!

 我が家が椅子式便器に成ったのは
とても早かったんです。
其れは四十年前ぐらいで、
田舎はほとんどボッチャン便所だった時代です。
父が怪我をして膝が曲がらなくなって、
自分で椅子式便器を造ったんです。
其の頃、父は親戚の水道工事店も手伝っていたので
それはお手の物でしたが、
あー、怪我をしたのも水道工事の時です・・!

 其の椅子式便器に成った時、
なかなか不都合な感じで、力め無いと言うのか、
やりにくかったです。
それでも、人間は何にでも慣れてくるものです。
だいぶ調子が出てきます。
 逆にしゃがむ便器だと、今度は力が入らないし、
不安定だし、足が痺れるし、どうもいけなく成ります。

 それから便器もどんどん進化して、
水道屋さんが親戚の事も有って、早め早めに、
新しい便器に成ります。
 ホット便座やウォシュレットに成ります。
成ってしまうと、冷たい便座は耐えれないし、
水で洗えないとすっきりしないし・・!

 日本のホテルや旅館はいち早く最新型を導入してますが、
海外のホテルは、ずーっと普通の西洋式の便座です。
ツアーだと四つ星、五つ星でも進化無しです。
其れなのに四十年前には、安いホテルにも在った、
ビデが見かけなくなります。
 旅行に出ると便秘に成ります。
時に食事が合わず下痢します。
あー!ウォシュレットが欲しい!、
なんでビデを取っ払ったの??

WC?便所!

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 骨董屋さんで天秤秤を買って、
おまけに昭和レトロな電灯の笠を貰います。
だいたい僕らが子供の頃はこんな感じでした。
まだガラスの笠は品の良い方で、
裸電球やアルミの笠なんかも多かった様な。

 早速、トイレに吊るしてみます。
今までウォーターキャビネット・WCだったのが、
一挙に 便所に成ります。うっ!