月別アーカイブ: 2012年5月

路地裏王子

 人混みの中でも、ブースでもトレ君は大もて!
路地裏フェスタの企画は若い人達でしょう!
大半が若い女性か?幼児を連れた若いご夫婦!
ばらばらとおばさん!て具合の人出です。
皆さんトレ君に興味深々!
お仕事中だから触ちゃいけないのよね!と、
言葉とは裏腹に手は出ています。
 ガラクタブースに夢中に成ってると、
トレ君は若いお姉さんに取り囲まれてます。
一緒に行った年頃のG君羨ましそう!
トレ君は綺麗だし愛想が良いし、負けるな と
言いつつも かなりがっくり来ています。
トレ君は路地裏王子です。

 お握り二個で腹は収まったが、
今一つ満足感には至りません!
もう一度 路地裏レストランに挑戦!
カレーは益々列は伸びてるし、ピタパンは売り切れ、
諦めてケーキを買います。

 この路地裏イベントは腰を下ろす所が在りません。
齢よりは座りたい、
 空き銀行の建物でコンサートをやってます。
其処へ行ってやっと座れます。
ハープの音色やリブリの挿入歌を聴きながら
やっくりデザートタイムを楽しみます。

路地裏レストラン

 そろそろお昼です。
あっちからもこっちからも 良い匂いが・・
 何を食べよう!
カレーライスの香りにかなりそそられます。
しかし、ちょっと変わった物も食べたい!
ピタパン?それともエスニック料理?
 でも 何処も長い列が出来てます。

 12時からイリコ飯のお握りが無料配布の
情報が・・取り合えず そっちへ行こう。
 あれあれ人どうりが無くなってます。
我らはちょっと道を間違え遠回り。
在ります。在ります。
炊き込みご飯の美味しそうな匂いに人だかりです。
 手を出すと、お握り一個乗せてくれます。
トレ君も台の上に顔を出します。
 上げたいけど駄目だよね!と、
おばちゃんに言われてます。残念だね。
 此の町はイリコの名産地!
新鮮なイリコを使った炊き込みご飯は
流石美味しいです。

 食べ終えて、もう一個欲しいなぁー!と
思っていると、お変わり要るのと、
おばちゃんがもう一個サービスです。

路地裏フェスタ!

 隣りの街で路地を使った街イベントが在り
出かけます。
広い広い紡績工場跡地が駐車場に成ってレ
早くも車でいっぱいです。

 ちょっと中心地まで離れてます。
裏町をくねくね通り抜けて
中心市街地に向けて歩いて行きます。
あれっ!何処からか良い匂い。
そろそろイベント会場付近です。
空き地に成った所にブースが沢山出ています。
手作り雑貨や食べ物屋が並んでます。

 目的はガラクタ屋です。
先ずは珍しく西洋物など置いてる店、
古い額が在るではないですか!
少々 傷が有るが雰囲気は良い!ゲットです。
子供の靴の木型
サディスティックな気分が走るがゲット!
あっ!みどちゃんが欲しがっていた試験管建てが・・
携帯を掛けて買って帰って上げ様か?
でも高いなぁー!

ぐみの実

 庭のグミの木が大きく繁っています。
実が熟れ始めたようです。
僕の目には葉っぱも実も区別がつきません!
食べる!と、隣りのばぁちゃんが
五つほど実を取ってくれます。
小柄なばぁちゃんでも届く辺りにも
実は塾してるようです。
 此の頃 なかなか木の実は人間の口に
入りません。
熟れ始めるか否かに鳥達の襲撃に
合ってしまうのです。
 実は未だ少し青いけど、我慢我慢
早目にたべなきゃ、季節の果物は味わえません!
 人間の我らにはグミはかなり渋いですが・・
鳥は渋みを感じないのか?青いのも食べてます。
うーん 鳥には負けてられません。

 何とグミの木の繁みの真ん中で
鳩が巣くっているではないですか!
卵を温めてます。雛が生まれるでしょうか?
 一ヶ月ほど前、
トレ君のデッキで、小鳩が
チョコチョコ歩いていたけど
あの鳩の兄弟が生まれるのかな。

梅花空木

春の初めの花木は枯れ枝に
梅 桜が代表するように花だけが咲くのが多いですが・・
此の頃に成ると、みずみずしい新緑にそえて
花を咲かせるようになります。
 今 庭には梅花空木が
美しい緑の葉陰に可憐な花を咲かせてます。
 其の楚々とした花姿が良いですね!
今年は肥料が足りなかったのか
花が特に小さく成ってしまい、
ちょっと可愛そうな感じもします。

 其の横で、山紫陽花のくれないが
花を咲かせ始めてます。
未だ花弁が、正確には額が白っぽいピンクです。
暑くなって太陽の光とエネルギーを
充分に吸収すると、花弁が濃いくれないに
変化していきます。

眠り猫?岩?

 其れから毎日 猫にゃん達は
ご馳走を仕留めんと池の周りの岩に張り付いて
まるで眠り猫の形で岩と化し
びくともせず何時間も待つのです。
 其の内、数尾の鯉が背中に傷が出来てます。
つい浮かび上がった所を前
足で引っ掛かられたのでしょう!
 鯉は猫よりも大きいので掬い上げる事は
無理だったのです。
 鯉の傷は膿、カビのようになったり・・
とても可愛いそうな状態に成ります。
其れで鯉は返してしまいました。
 錦鯉の居ない池は寂しいですね。

 池の優雅な主が居無くなると、
猫は何処かへ行ってしまいましたが・・
今度は食用蛙か?殿様蛙か?
大きな蛙が大量発生です。
ゲロゲロ ガァガァ!一晩中大合唱
その騒々しさで夜は眠れません!
 隣りからも苦情が来て、
とうとう池の水を抜いてしまいました。

 其の時 池の片隅の ちょっとした窪みで
ちいちゃく成って、其れでも睡蓮は生き延びてます。

池の造ったころ・・

 池の造った時
50年ぐらい前の事です。
我が家は井戸水を汲み上げ巡回させて
冷房をしておりました。
其の水の逃げ場所としての池でも有りました。
地下水を満々と湛えた池です。
爺ちゃんが何処か社長さんから錦鯉を貰ってきて
沢山 泳がせました。
ゆったりとした錦鯉の泳ぐ様をみていると
きっと優雅な気分に浸れたのでしょう!
苦労を重ねて働いた爺ちゃんの安らぎの場
に成っていたのでしょう!
 
 一時の事でしたが・・
夏の青空を映し 睡蓮の咲く葉陰を
赤や錦、金色の鯉の泳ぐ池は
天国の池さながらでした。

 しかし 暫くすると近所の猫達が
ご馳走だぞ!と、目を着けます。

池は・・

 庭の池には二種類の睡蓮が有りました。
白っぽいのと赤っぽいのです。
僕は白っぽい方が清楚で好きです。
今回 植え替えたのは白っぽいのだと思うのですが・・
花が咲かなきゃ分かりません。
夏まで待ちましょう!

 池は数年前 義兄によって埋められました。
目の悪い僕が危険と言う事でも有りますが?
ご近所から 蚊が発生する!など
彼是 苦情も有っての事です。
せめて睡蓮の在る辺り、
池の片隅など残して欲しかったです。
出来れば蓮も植えたかったのですが・・

 思えば 一度 天国に咲く蓮の花が
庭に欲しくって挑戦した事が有ります。
 八百屋で土着き蓮根を買って来て、
根のちょっと伸びている所を植えてみたり・・
 蓮池の近くに住む友達に蓮の実を送ってもらって
種を蒔いたりしましたが・・全て失敗
発芽無しでした。

睡蓮を・・

 ずーっと気に成っていたのですが・・
今日 思い切って睡蓮の植え替えします。
本当は2月頃の葉芽が出る前にしないと
いけないんですけど・・
庭に出るのが寒い!水が冷たい!と
思っているうちに、今に成りました。
もう葉を睡蓮鉢にしている古い火鉢いっぱいに
葉を繁らせてます。
果して華がさくでしょうか?

 藻に絡まれた根を外し、水洗いして
畑から持て来た土を網袋にいれて
元気の良い根を二本植えつけ、
たっぷりの水に浸して、土を締め
周りに固形の油粕を押し込めます。

 此の睡蓮は
爺ちゃんが造った大きな瓢箪池に
植わっていました。
爺ちゃんは毎年 肥料をたっぷり上げるので、
夏の間 ずーっと花を咲かせていました。
 池は僕の部屋の窓の下に在ったので
毎朝 窓を開け花の数を数えるのが楽しみでした。
睡蓮は夜明けと共に開いて、昼には閉じてしまいます。

遺品‐恩師を偲ぶ

 東京のK君からの報告です。
先の連休に先生のアパートの片付けに行ったと・・。
先生が横浜に移り住まわれて4年間
其の間のクロッキーやスケッチの画帳が沢山あり、
とても素晴らしかった!と、感激しております。
 クロッキー教室に通われ、街に出てスケッチをし
再びの青春!を送っていたのですね。
 
 K君は美術館鑑賞や昭和の風情の残る街角散策
時には下町の居酒屋にもお供をしたそうです。
K君にとってもとても良い時間だった!と言います。
先生はエコール・ド・パリ屋大正ロマンの
気侭な画家達の夢の日々を再現していたのでしょう!

 命があと数年と区切られた時
先生は自分の思いのたけをぶつけて生きられたのです。
 其れは我々教え子への遺言かも知れません。
先生の思いの篭もった作品に
お目に掛かれる日を楽しみにしています。