月別アーカイブ: 2009年6月

自炊を始めて・・

久しぶりにスーパーマーケットに行きます。
何を買おうか?何を食べようか?
何の料理を作ろうか?と うろうろです。
以前に比べて電力の節約でしょうか?
目の悪く成った性ばかりでなく暗いです。
そして商品が溢れるほどに積まれていて、
お客は勝手気侭に歩き回っていて、
暫く居ただけで胃が痛くなります。
ヘルパーさんと行ったのだけど、
買い物はそうそうに切り上げて帰ります。

昨日から自炊に突入です。
梅雨にも突入です。
雨が降り続いています。
久しぶりに冷蔵庫が一杯です。
一日中、冷蔵庫を覗き込んでは
ちょいと何かを摘んで仕舞います。
これは良くないですね。
前に自炊をしていた時に有ったのですが、
太っているのに 「栄養失調」 です。
自分の好きな者ばかり食べたんでしょうね。
気をつけましょう。

ばぁちゃん闘病記ー2

・突然の入院
庭に出ると隣のばぁちゃんが
車に乗るところです。
其れを見つけたトレイス君大喜び
飛んで行きます。
ばぁちゃんは今日から入院です。
今日は検査だけと言っていたのに、
乳腺と肺に癌が見つかっり、
検査に続いて手術に成ります。

その電話が昨日あります。
その唐突な現実に 
ばぁちゃんも家族も皆、
呆然とするばかりです。
「仕方が無いけど、
まだ心の準備が出来とらん」と、
ばぁちゃん、おろおろと言いながら、
昨夜はあたふたと入院準備です。

「頑張って来てね」と、トレイス君と見送ります。
「元気に成って帰ってくるから」と、言いつつも
症状も治療法も何も分らない入院に成り
とても不安そうです。
梅雨に入りそうな暗い空が、心を重くします。
でも、トレイス君はばぁちゃんに
「いい子、いいこ」 してもらい嬉しそうに
おれいのチュでお見送りです。

古い電子レンジは・・・

大変です。大きすぎます。
母が無くなって、自炊に成ります。
父とふたりの男所帯です。
30年ほど前の事なので、
近くにはスーパーマーケットも無かったです。
僕が仕事帰りに何か買ってきたり、
父が小さな八百屋で買ったり、
真似事のようなお惣菜の粗末な食事の日々です。

そんな時、田舎にも電気屋さんが出来ます。
メーカーのセールスマンさんと店主さんが、
電子レンジの販売に来ます。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫と家庭に普及し、
次はエアコン屋電子レンジの売り込みです。
電子レンジさえ有れば、夢の食卓は目の前です。
ピザもケーキもグラタンもおしゃれな食事が待ってます。
魔法の電子の箱ですね。

父が僕の為を思ったのでしょう。
16万もしたのですが買ってくれます。
給料の2倍ぐらいしたかも知れません。
あーぁ!でも豪華な食卓には成りません。
冷たいご飯を温めたり、
買ってきた惣菜を温めたり、
唯、チンをするだけに終わります。

父が無くなり、自炊もしなくなって、
それから、片隅に仕舞われていた電子レンジ
この度、自炊をする事に成り、
引っ張り出します。
「わお!大きいです」 
久しぶりに見てびっくりです。
冷蔵庫の上に載ってようと思ったのに
だるま落としの様にぐらぐらです。!!

冷蔵庫がちいちゃいぞ!

「自炊をするんだ」と、言ったら
「ちっちゃ!」と、
冷蔵庫の事、言われます。
自炊をするならもっと大きい冷蔵庫が
要るだろう!と言われます。
「この冷蔵庫、お宅の金庫より
小さいじゃない」と、言われます。
「まあ!そうかもね?」 嘘ですよ!

確かに冷蔵庫小さいです。
普段はお菓子ぐらいしか入ってません。
冷凍庫にはケーキに入ってきた
保冷剤でいっぱいです。

そして、一人の料理をつくるにしては
フライパンもお鍋も大きいなぁー。はてさて

おままごと??

20090606074034.jpg

お鍋一丁とフライパンを用意して
自炊を始めます。
隣りのばぁちゃん所で
ご飯を貰っていたのですが
ばぁちゃんは入院です。
暫く居ません。

以前も一度、三週間ほど入院、
その時、仕出し弁当を取ったのですが、
2日か3日 目ににはすっかり飽きます。
弁当箱を見るだけでうんざりでした。

お皿にお茶碗と出してますと、
おままごとみたい!と言われます。
小さい調味料なんかも買ってきます。
クンクン 「何だかいい匂いだな!」と、
トレイス君は興味深々です。
おままごとでは トレイス君はお父さん役
いやいや、赤ちゃん役かもしれません?・

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隣りのばぁちゃん闘病記ー1

隣りのばぁちゃんに癌が見つかります。
入院して手術する事に成ります。
離れて暮らす息子が飛んできます。
オッパイが無くなると、
もう吸う事が出来なくなります。

トレイス君も大慌てです。
「ウンチを落とした時、誰が拾ってくれるのだぃ」
また隣りの意地悪オッサンに怒鳴られます。
「ご飯も食べられなくなるし、トイレも行けないぞ」
と、しょんぼりです。
ワン吉の調子が悪い時、
ご飯やトイレの面倒も見てもらってます。

「元気に成って帰ってくるから」と、
いっぱい頼りにされている隣のばぁちゃんが
皆に、そして自分に納得させるように言うのです。

クライマックスの落し物!

それから、メンバーさんに太鼓叩きの
体験をさせて頂きます。
わー 皆さんなかなか上手です。

「あっ!そうだ」 
ワン吉は重要な使命を帯びて来ています。
徳島のじぃじぃさんから、
「父Aさんとコンタクトを取っておけ」と、
言われているのです。
じぃじぃとワン吉は家に居られない
悲しい事情があります。
父Aさんを頼って、八丈島へ脱出します。
うーん、良い感じで、
娘Aさんの介助も有り、コンタクト成功です。
近いうちに太平洋の真ん中で八丈太鼓を聴きます。

「さぁ!トレイス君 帰ろう!」
車に乗る前にトイレです。
あっ!トレイス君、今日の感動を二個転がします。
大きな 大きな感動です。
お腹まで響いたんでしょうね。

帰りはHさんの車に便乗させて頂きます。
トレイス君が驚くからと、ドアの開け閉めにも
気を使ってくれます。
車道の端で降りると危ないと、
えっ!わざわざ駐車場に入ります。
往きの運転手さんとは大違いです。
でもー。其処まで気を使わなくっても?
「しょーい!しょい(いい塩梅)」で、
行って欲しいものです。
いざ!八丈へ しょーい しょい!

クライマックスへ・・

島に押し寄せる怒涛の様に、
地球の鼓動のように、
太鼓の音が会場を揺るがせます。
そして地鳴りの余韻を残して
第一部の演奏が終わります。

「ね ね ね!今の何?」
臥せて演奏を聞いていたトレイス君
休憩に成ると、いきなり飛び起き、
しがみ付いて来て、聞きます。
理解出来ない轟音だったのでしょうね。

二度目の演奏と続きます。
クライマックスはもの凄い迫力です。
思わずトレイス君の耳を伏せて上げます。
「俺、へっちゃらだよ」と、トレイス君、
二度目は大人しく座って聞き入ってます。

終わって、
父Aさんから お礼の言葉など有ります。
「目を悪くしても、この耳と声を与えてくれた
 両親に感謝している」と、言われます。
八丈太鼓と島歌を伝承している使命感と
自信を感じます。

襲うリズム

それでも何とか間に合って、
トレイス君も 水を頂きます。
これで落ち着いて、公演を楽しめます。
広い会場に、太鼓の練習の音が響いています。
トントン、トントン、軽快な小気味良い音です。
トレイス君は早くも伏せて静観の態勢です。

今回、公演を企画して頂いたAさんの挨拶、
それから八丈島から来た父Aさんの御挨拶、
先ず民謡から始ります。
手拍子と掛け声を皆で会わせます。
「俺もやるの?」と、トレイス君が起き上がります

「しょーい、しょい」 (いい塩梅の意味) の掛け声に
穏やかで、伸びやかな声が響いています。
八丈島のイメージから、
もっと激しく、荒々しい歌かな、と、
思っていたのですが・・・和む歌です。
男女の歌が多くって切なくも有りますね。

メインエベント太鼓演奏に入ります。
始は緩やかな調子から、徐徐に
強く激しい調子に成り、リズムが
折り重なるように登り詰めて行きます。
会場が地鳴りの様に揺れます。
「トレイス君だいじょぶ??」

一難去って また・・・一難

陰険タクシーの運転手さん、
「こりゃ遺憾、車庫に帰って車を掃除してかないかん」と、
お釣りを手渡しながら、ぶつぶつ不満です。
「車は建物の玄関に着けてもらいなさい」って、
言われていたのに、反対側に着いてます。
はてさて横断歩道は何処でしょう??
運転手のオッサンは未だ其処に車を停めて、
嫌味にばたばた、車内を掃除しています。

その時、通り掛かった女性に助けられ、
その合同庁舎なる建物に案内して頂けます。
でも結局、福祉会館は在りません。
またまたHさんに携帯します。
「迎えに行ったげるから 待ってて」と、

歩道近くで待ってますと、
「トレイス君 如何したの」と、
同じ講演に向かう ヴェロちゃんが
通りかかり声を掛けてくれます。
「俺達 迷子」 ちょっと悲しそうに言うと
「じゃ一緒に行きましょ」と、優しく言ってくれます。

程なくHさんも到着、二百メートルぐらい歩いて
無事 福祉会館に到着です。
あっ!福祉会館ではなく、福祉センターなんですね。
先ず 腹こしらへにレストランに入ります。
かなり混んでます。ちょっと焦っているのに、
何時まで待ってもメニューは来ません。!!