たしっぽ!

たしっぽは、小さい頃、里山に行ってはは
悪戯に折っては捨てるぐらいで、
大して食べもしなかったのですが、
じぃちゃん(が年老いて、
昔を凄く懐かしむようになり、
山菜ブームも有って、良く食べました。

ほとんどアスパラ感覚で、
油いためにしましたね。
新鮮だとしゃきしゃきして
さっぱりとした酸味がこたえられません。

初夏が近づいてくると、
段々山の高い所へと、
桜前線を追いかける山に上ります。

じぃちゃんが体力も無くなり、
崖をおりてたしっぽも採れなくなりますと、
目の見えない僕を、リモコン誘導して、
崖を降ろし、たしっぽの有りかを教え、
そうしてまでも、春のこの時期、
たしっぽを食べ続けました。

今日、視覚障害者の総会にボランティアさんが、
たしっぽと削り節炒めを作って来てくれました。
会食に美味しく頂き、
その頃を思い出します。