寒い日は寝るに限る!

 寒い日は寝るに限る!
黙っていると、トレ君はベットに入ったまま出てきません。
真ん丸真ん丸に成って一日中寝ています。
アルマジロの様に真ん丸です。
手や足も全部顎の下に敷いて、其の上シッポで覆ってます。
僕の手も顎の下に差し入れてみると、とても暖か、
湯たんぽより気持ちいいです。
迷惑そうですが冷えた手を温めさせて下さいね。
 だが剥き出しのトレ君の背中はヒンヤリ!寒そう。
小さなボアのケットを掛けて上げます。
トレ君は ありがとう!と、身動きもせず其のまま眠り続けます。

 トレ君 朝ですよ!と、起こしても起きません。
でも僕だって こんな寒い朝は起きたくありません。
トレ君のトイレも心配だし、ヘルパーさんも来ます。
 トレクーン!と、呼びつつ、
トレ君好物のビスケットの袋をチャリチャリさせると、
ウン、ウンと言いながら眠気眼ながら起き出して来ます。
 はいトイレだよ!と、外に出します。
あー、トイレベルトが間に合いません!
トレ君 庭の繁みの下に飛んでいって勢い良く放出です。
そんなに我慢しないで明日からはさっさと起きるんですよ!と、
お母さんの口調に成って怒ります。

 あー、僕もこんな寒い日は
朝から晩まで温かい布団に包まって寝ていたい!