分け入っても・・分け入っても・・・

 突然 寒くなって焦ってしまいます。
仕舞ってあった冬物の衣装ケースを引っくり返して
フリースなんかの温かい服を探します。
裏地の有るズボンが見つからない・・!
足元と背中が寒いのは年寄りには応えます。

 妻 洋子の散骨の為 
サ九州へ向かう途中知り合った
車中荒らしの元国語教師・・
其の人は山頭火の愛読家、
折に触れ山頭火の句が呟かれます。

 分け入っても 分け入っても 青い山・・!
彼らの人生は如何仕様も無い逍遥感に満ちているような・・
果して
自分と未来は変えられる!に
繋がって行くのでしょうか・・?
分け入っても 分け入っても 
変わりようの無い・・
其方の方が現実の人生・・かな

 社会的にも、自分も、周りも
変わりようが無く、変えようが無く・・
しんみりと共感しています。