侘び飯!!

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ひとりでする事や、
ひとりで食べるご飯って
何だか侘びしそうですが、
案外、ひとりでやってみると
そうでも有りません。

一汁一菜をのんびり食べてます。
誰にも見られないで食べるのも
気楽です。
目が悪くなるとどうしても溢したり、
指を使ったり、見苦しく食べてしまいます。
見える人は、                       
「こぼれてる」「残っている」の
「手で触ると汚いの」と、
って五月蝿く言われます。
ばぁちゃんは身内だから、口より
手を出して助けてくれますが、
付いているじぃさんは嫌味です。

久しぶりに手足を使って
いや、手足を伸ばして食べてます。

借りた録音図書も自由に聞けますね。
たまたま手元にあったのが、
「山頭火さんの日記」と、
北原白秋さんの随筆「すずめ」です。
我が生活よりもっともっと
貧しくって、悲しい文章なんですね。

我がキッチンからは中庭が見えます。
咲き遅れた花菖蒲の風に
揺れるのが見えます。
昨日の雨で紫陽花が勢いづいてます。

雨に濡れ、雀に泣く彼らより
しみじみとはしてませんが、
詫び茶の世界があるのですから
侘び飯の奥義でも極めてみましょうか・・