戦火の後・ベルリン

12月12日(土)・ベルリン
小粒のみぞれ混じりの雨が降ってます。

長い11日はホテルに着いたのが夜中です。
それからトレイス君にご飯をあげたり、
(丁度、日本時間で朝食の時間でした)
冷えた体を温かいお湯で体を拭いて上げます。
「長い時間、ご苦労様です」と、寝かせます。
そして自分の入浴、明日の準備、
あれこれやっていると、余り眠れず朝です。
朝は部屋に添乗員さんが迎えに来てくれ、バイキングも
手伝ってもらいます。
此方の冬は野菜が無いのでしょうか?
ソーセージやハムが多く、サラダは有りません。

ベルリンの市内観光の始まりです。
トレイス君に防寒コートを着せて出掛けます。
「犬は毛が有るから、そんなのいらないんじゃないの」と、
折角、買って行ったのに不評です。えーです。

ガイドさんが言います。ドイツはペット税が在ります。
税を取られているのだから、道で落とした
犬のウンチを、市民の皆さんは片付けないそうです。
「オシッコは街路樹の根元でさせていいですよ」と、
言ってます。あー、安心です。

左右の歴史的建物の説明がガイドさんから有ります。
暗い曇天の下の景色は灰色に霞むばかりで
全然見えません。
「ブランデンブルグ門」です。
思っていたより小さくって、ひ弱な感じがします。
その前にも大きなクリスマスツリーが立っています。
ツリーの真ん中まで添乗員さんが連れて行ってくれて、
木の幹を触れさせてくれます。これは思いの他大きく
一抱え以上もある、生きているモミの木です。

ナチドイツに非協力的で有ったと、ドイツでは嫌われている
マレーネデートリッヒのお墓とか資料館にも行きます。
ポツダム広場や、東西ドイツを隔てていた壁とか、
壁博物館など戦火の痕を廻ります。

あ、そうそう!壁博物館では盲導犬入館拒否です。
ガイドさんや添乗員さんの長い説得で、やっと入館、
もしかして、それでは此処はトレイス君が、
一番最初に入った盲導犬なんでしょうか???