富士山

メーリングからーーー
先日、静岡の伊豆
市に一泊旅行を88歳になる母と一緒に富士山を見てきました。 > 雲の全くないピーカンの天気に恵まれ、年に何度かしかない「まるで富士」でした > 母ももう思い残すことはない、というほどに素晴らしい物でした。 > わずかに見える視野の中で富士を目に刻みました。
そうですかー うらやましいー 毎朝テレビでは  このところ 今朝の富士山が 映し出されています。 数日前は まっかに 朝焼けした 赤藤が・・  今朝は 昨日の雪をかぶった 真っ白な藤のようです。  いちばん空気の澄み渡る頃なので すっきりくっきり 見えるとのことです。
 こんなにも 富士山が気になるのは ほかでもありません 我が相棒ピーちが あと二週間で 四国を離れ 縁あって 富士のふもとに  旅立ち そちらで 今後を過ごすことになったのです。
 ワン吉が 富士山を  最後に見たのは30年も前の事です。 羽田をとびったった 飛行機の窓からです。 機内に ただいま左手に富士が見えておりますと アナウンスがあり  窓に花をくっつけて 必死で探しますが ただただ 運かいが波立つように流れているばかりでしたが あすこだ と 隣の席の人が ワン吉の頭を押さえ 眼の横に手を置いて  方向を差ざめ さし示してくれます。 あっ そこには 動かない白い三角形が かすかに雲間から 頭を出してあります。 かんどうするというより えっ あれが・・ 親指で ぷっちと 押し倒してしまえる 存在感です。
 それが  ピーち が富士のふもとに暮らすのだと思うと お札の裏の逆さ富士 北斎の赤藤 銭湯の壁の富士 様々のフジが 思い起こされてくるのです。 ワン吉は 残念ながら はっきりくっきりの 富士を見た記憶がないのですが  孫の暮らす土地に思えて いとおしく 感じてしまいます。 わんわん