パクと おっちゃん

 家の前で どこかの おっちゃんに 声をかけられます。 パク君を見て いい犬だなと言います。 わしも 犬を飼いたいけど年だからな! えー何才ですか?と田津寝ると 80才もこしたからな とだみ声で応えです。  そして パク君に触ろうとします。 駄目だよ おっちゃん さわったらいかんよ!   と  ハーネスを付けて 散歩に出るところです。 えっ 何処なら触ってもいい のだ!?  耳の後ろはいいか?と 聞かれますけど そういう問題じゃ無くって ハーネスを付けた犬に歯さわれんよ! と説明すると
その おっちゃん ものすごく 落ち込んでしまいます。 あんなに 尻尾も降ってるぞ と未練たらたらです。 とりあえず聞き流して 我らは 反対の方向に散歩に出かけます。
 数日後です。 交差点の 過度のところに その おっちゃん 立ってます。
向こうから見えたから 待ってたんだといいます。 また 頭の後ろでも 撫でていいか?と言いだします。 駄目ダメ 今度 ハーネスを付けてないで 家の庭にいるときね。と反対の方向に 別れていきます。
 それから また数日後です。 わが家の庭で パク君とのんびりしているときです。 パクちゃん パクちゃん パクちゃん と だみ声を 力いっぱい 藍を込めて その おっちゃんが飛んできます。 パク君もハーネスをしていないので 体くねらせ 大喜びです。 何処撫でたら喜ぶかなとおっちゃんは いとしい 初孫に 好かれたいばかりに ふり絞る優しそうな声で  無骨な 手で なでなでです。
 また 今度会ったらなでてやるからな!?と 満足した おっちゃんは 後ろ手に バイバイ市ながら 行きます。 えー それって違うんじゃないの  パク君も 尻尾は降ったけど どちらかというと 触らせてあげたんだよね! ちょっと セラピードッグになったんですよ!
 次のてんかいはどうなるでしょう わんわん