夕ドラー42

  午後の列車は 程よい乗客で サラリーマン風の黒人さんと 向かい合わせに座れます。  流石 アフリカを目前にした マラガです。 昼間 うろうろしたものですから 鼻の穴までカラカラ  半日 太陽にあぶられた顔は ひりひり
 列車の中は エアコンは聞いているはずだが 駐車中に 熱せられた車内は 蒸せ返っています。
 前の黒人さんは化粧水を出して 掌に数滴落とし 顔を パンパンしています。  お前も付けるかと 瓶を差し出されたので 掌を差し出すと そこに数滴 落としてくれます。 それで 黒人さんの真似をして 顔をパンパンすると 化粧水の蒸発する 一瞬ですが さーっと ひんやりと涼しい風が・・・
でも こんなに真っ黒になるほどのアフリカに生まれ 多分 太陽にあぶられ育っただろうに  やっぱり 夏は熱いんだな!!
 黒人さんは 良い旅行を!と言って 降りていきます。 昼を食べていないので 腹が空いてきました。 マラガで乗り込むとき サンドウィッチの販売があったので ハムサンドを 買いました。  おやつの時間になってます。 取り出して 食べようとすると なんだか 具のところが糸を引いてます。 あれっ 納豆サンドだったのかな?? まさか そんな訳は在りません あーぁ