1日の集い・4

 運転手サンが道端にバスを寄せて泊まり 目の見えない方に歯 荒れですが 太平洋を眺めてください!といわれ せめて波の音を聞きませんかと 窓を開けてみましょう と提案してきます。  今まで かすかに聞こえていた 波の音が ザブーン ザブーンと 力強く 打ち寄せてくる 音がしたばらに まで 響かせてきます。 瀬戸内の海では 効くことのない 激しさです。
 20年前の事を思い出します。 視力が そろそろ危うくなってきたごろです。 誰かから聞いたからと 此方に在住のかたから 突然電話がかかってきて 自分の かかりつけ医に相談してみては と 思いもかけない 話を提案されます。 藁をもつカム 状態の時でしたので とても 遠いところでしたが 飛んでいきます。
 何彼とと相談に乗っていただきました。 その時 今バスを止めているあたりの 海辺にある リゾート風のホテルで 朝食を済ませ 浜辺を散策しました。
 その時浜辺で聞いた 潮騒の音は バスの中で聞く音よりも 色々と む悩む心に 深く感じるものが在りました。