11月29日は いい肉の日

 田舎育ちの僕らは 美玖といえば 鶏肉 幼いころの 誕生会では チキンライす ケチャップで赤く味付けされて とても ごちそう気分でした。  うどん屋へ行けば ちょっと贅沢に?? 親子丼ぶりなどでした。
 それで張り込んで 牛丼やカレーライスも 食べられたりしました。
 おでんの筋は 肉の塊感があり うれしかったです。  そうそう コロッケの中に入っている 小さな 牛肉も 当たり気分がありました。
 そんな僕が パリに行ったとき 友達のマンションに少しの間 居候していた時のことです。 友達の 友達が 仕送りが来たので 肉のおいしいレストランがあるので ご馳走してくれる という話になり
 貧乏学生3人と 併せて 4人が連れだって カルチェラタン学生街 あたりに 出かけていきます こじんまりした 古びたレストランですが いい感じです。
 さぁ メインは お待ちかねの牛肉です。 銀盆に年っとのっかった肉が よだれを誘います。 サービスの小父さんが どれくら ほしい! と肉切り包丁を その大きな ローストビーフにあてながら 聞いてきます。  まずは ショートケーキの半分くらいの大きさを 切り取ってもらいます。  それぞれの さらに切り分けられた肉は 外はこんがり 真ん中はしっとり  一口大に切り パクリです。  何しろ 肉の塊など食べたことのない僕は その 柔らかさと ジューシーさと フランス料理の真髄 深い 味わいに うっとりです。  もう少しいるかと聞かれます。 ほしい!シルブプレーです。 また切り分けて さらに乗せてくれます。
日頃 大したものの食べていないわれら どんどん ピッチが速まります。
 中の1人が ちょっと気持ち悪い と言い 先に帰っていきます。 あまりに 急いで 詰め込み ワインで流し込んだりで 胃袋が びっくりたまげて 活動を休止したようです。
   僕は  のろまなので そこまでは 無理はしませんでしたので 最後まで 食べ続けられました。   が フランス人は 必ず食べるデザートは  無理でしたね あー 肉 肉 肉 もう一度 食べてみたい   肉の日に思い出す 肉の日の 思い出でした。
 そうそう そのごちそうしてくれた 友人の友人は 最近 強盗に襲われている 宝石商の在る 当たりの 宝石商の息子です 大丈夫かな?