独居老人の正月ー5

 昨日のうちに 28日から 一週間も我が家で過ごしていた 娘や孫も 夕方までにかえって行ってしまいます。
 夜になると そうでなくっても 真っ暗な景色にしか見えない目ですが 一層 我が家や庭も 闇が深くなったようで 重く沈み込んでいます。  独居老人の状態になって ひさしいのに 体調の悪いせいもあってか  いつもより独りが 身に沁みます。
あたたたた ヘルペスが あっちとこっちで 痛み始めます。 急いで 歌を口ずさみます。  逃げたにょうぼにや 未練がないが・・・ 越智千穂氏がる 我が子がかわいい・・・ こんな歌でも 痛みは抑えられてます。
 7歳ほども若い友人ですが 奥さんと別れた上に 去年 脳梗塞で倒れ 一年近く入院していましたが 昨年の暮れに 退院しましたが ひとりでは どうにもならないと 介護施設に入所します。  正月に電話してみます。 餅は食べたか お屠蘇は飲んだか?と聞き来ましたが餅は喉につかえると危険 お酒は けつあつにわるいとか そんなことで 煮ものばかりの正月の膳で有ったとか・ まあ 安心安全ですが・・・ それもむなしいことです。
あー いかんいかん ヘルペスが痛むではないですか さみしい独居老人でもいい もう 残り少ない人生 好きなものを食べて
気儘に過ごせる 在宅でいたいのだ!  あ そろそろ パク君のご飯を用意する時間です。 あっわすれてはいけません  俺には お前という 強い味方が あったのさー もう ごはんのくれるじかんだ とぺろぺろ 手をなめに来ています。