4月29日は 山のジィちゃんところの お祭りです。 小さい頃の 僕は独り バスに乗せられ 山のじぃちゃん 所に行きます。 バス道は 谷底の 川に沿って作られてます。 最寄りの駅で 車掌さんに 促されおります。 す水車がごとごと回っている 停車場には だれかがむかえにきてくれてますが・・・ そこからが問題です。 くねくねと山の斜面を登っていかねばなりません 幼稚園に行く前は 山のジィちゃんが 町ばの子歩かせたりしていると もう山の ジィちゃん ところは行かない!と 言っては困る!と 誰かを背負いに待たせてくれてました。 ジィちゃんにとっては 40数番目ほどの孫であっても 愛しさを残してくれていたようです。
山のジィちゃんところは 山の中 なぁんにもありはしません! 村落の 少しひららぺったいところに 土俵をこさえて 村の若いしゅうが 相撲を採っていたりするだけです。
家には ちらし寿司をメインに こんにゃく 筍 山菜などの 手作りの料理が 山ほど用意されていて 食べろ食べろ と 腹をすかせて帰っては
家の恥と ばぁちゃんが 頑張ります。
バスの都合で すぐに帰る時間が来たのですが もう 一度 御馳走が並べられるのです。
庭には 堀盾のタケノコが お土産だと 用意されてます。 大きな大きな筍 赤ちゃんほどもあるのが 2本 荒縄でくくられおかれてますよ!
もちろん ひ弱い 僕には 持って帰れとは言えないだろうから 山のじいちゃんところには 人材は豊富です。 筍を背負うもの 僕の手を引くもの ただただ ついてくるもの 行列ができてます。
バスが来ます。 僕と一緒に筍も乗り込んできます。 要領よく 車掌さんの席の下に押し込んで この子と一緒に おろしてやってください!と言ってくれてます。