天上の青は奇妙な小説です。

曽野綾子さんに興味を持ったのは
昨年末のドイツ旅行の時、
同行の目の不自由なご夫婦が
以前、曽野さんの主宰する「巡礼の旅」に
参加した事があり、
「参加の皆さんがとても親切で、
ボランティア精神に溢れ、助けられた
良い旅だった」と、話していたからです。

先日、点字図書館のお知らせに
曽野綾子さんの「天上の青」が紹介されて有りました。
今、取り寄せてデイジー図書を聞いています。
その小説がミステリーであって
奇妙だと言うのではありません。
其の小説の設定に僕の周りの環境に似ていたり
登場人物が僕の周りに居る人と同じ名前が
次々と現れて来るのです。
ちょっと知ってるだけと言う名前では無く、
日常的に会ってる人とか、
友人達の話しの中で最近よく出てくる名前が多いです。
それに、其の人の事を考えたりしなきゃいけない人です。
其れがとても奇妙です。

話の筋は現実的で無く、
自分の周りには有り得ない事です。
其処にある会話や心情から受ける
印象が妙に合致していて。
考え深いものが有るのです。
其れが奇妙だなと、思えて仕方有りません!