ドブロブニクの奇跡!

30‐触らせてくれますか?
水で浮いたスーパーの駐車場をおっかなびっくりで
バスまで行って昼食に向かいます。
バスは他の車と同じくモーターボートの様に
水を切って走っていきます。
「午後の観光は、内部に入れる所を主にしましょう」と、
ガイドさんが決断を下します。
あー、一番来たかった所が無念です。

旧市街の城壁に沿って下っていきます。
跡は海に落ちんばかりに成ってバスは停まります。
直ぐ左の崖にレストランがあります。
今日のメインはイカ墨のリゾットです。
真っ黒いご飯なんでしょうかね。僕は全部暗いです。
宴会鍋の雑炊を食べてる味と同じだね。

あれっ!外は静かです。雨が上がり、
雷が遠のいてます。
奇跡でしょうか?
我々の日ごろの行いの良さでしょうか?
昼食を終え外にでると、今までの雷雨が嘘のように
空は日差しが戻ろうとする明るさです。
目の前の門を潜って
我らはドブロブニク旧市街に入って行きます。
其処で現地ガイドさんと合流です。現地ガイドさんは
「こんな大雨は生まれて初めてだ」と、言ってます。
世界中が異常気象です。
ゲリラ豪雨に見舞われてたのです。
「現地ガイドさんは若くって綺麗な人よ!」と、女性の
添乗員さんが言います。
へー、僕は触らせてもらわないと分からんね。

旧市街には水溜りは在りません。
城壁の中の街は海に向いて傾いて居るのでしょうか。
あれだけの雨水が全部、海に流れ落ちたようです。