月別アーカイブ: 2009年6月

自己防衛は・・

部屋のドアは冬でも閉めないで
寝ています。
もし、夜中に地震や災害が
有ったとします、
そんな時、トレイス君だけでも
逃げて欲しいのです、
トレイス君がドアがカチッと
閉まっていなくっても
ドアの隙間が鼻先ほどに成ってると、
もう出る事が出来ないのです。
ドアの前でおろおろしています。
そんな お坊ちゃんの様な態度です。
それでは逃げ遅れてしまいますよ。

先日 介助犬の番組を見ていると、
身体介助犬はドアのノブを回して
ドアを開けているでは有りませんか。
トレイス君 少し工夫を
お願いします。
いざと成ったら自分の身を守って
下さいよ。

スーパー探検隊

スーパーに行きます。
食料品売り場に行くのは
十何年ぶりでしょうかね。

いつもは ばぁちゃん任せで、
在る物、出された物を食べてます。
十年以上も食べさせて貰っていると、
かなりまんねり、メニューもバターン化
しています。

この前、久しぶりで行った食糧費売り場では、
なかなか良く分からないので、
パターン化したばぁちゃんのメニューを
追順した品を買ってしまいます。

でも、三回目となるとちょっと余裕です。
目の悪い小父さんは、
盲導犬トレイスとヘルパーさんを従えて、
諸国漫遊の旅さながら、売り場の棚を
ウロウロ廻ります。
トレイス君はお姉さんが沢山居るし、
美味しい誘惑がプンプンしてるし、
食いしん坊の八べーさんと、
色男でスケベーの助さんの二役です。

ヘルパーさんや周りのお姉さん達が
いろいろ美味しい物情報をくれます。
ゴボウのサラダ、クリーム胡桃パン、
今回「見っけ」の逸品です。
此の分だともっともっと
掘り出し物が在るはずです。
ばぁちゃん!病院で寝てる間に
スーパー探検隊は何所までも深く潜ります。

ばぁちゃんの闘病記ー3

・携帯デビュー
我が周りで 唯一携帯を
持って居無かったばぁちゃん、
入院の前の日に買います。
息子や娘や孫で使い方の教授です。
そして皆でアドレス交換です。

ばぁちゃん病院に入院していきます。
それではと、早速メールです。
Q 病室の居心地は?
A 広くって綺麗です。
わぁ!最初から漢字変換出来てます。
さすがPC教室に通ってるだけ在りますね。
Q 気分はどうですか?
A 恐いです・・・
と、言ってます。
手術はやっぱり恐いですね。

ブログを見た友人からの
励ましのメールを病院に転送します。
「励ましありがとう 絶対治ると信じて
頑張ります」と、返信です。

昨日無事手術は終わります。
右乳房全摘出です。
「痛い」と、言います。
明日ぐらいからメールが出来るかな?

赤い薔薇が咲いたよ!

「物凄くきれいな色」と、
咲いている薔薇を人は
口々に褒めます。
ばぁちゃんの庭に
真紅の薔薇が見事に咲いているようです。
僕は庭に入り、
手探りで薔薇の枝を捜します。
あっ、手に触れます。
両手に掬うようにして眺めます。
深い赤い真赤な薔薇が
両手一杯に咲いています。

何時の日かに
誰かに薔薇の花束を貰います。
余りにも綺麗なバラ達だったので、
ばぁちゃんは挿し芽をします。
色々と何本か挿したのですが、
その内の此の赤い薔薇だけが
生きつき、次の年から毎年
花を咲かせます。
幸せの真っ赤な薔薇が
ばぁちゃんの庭に咲いたよーです。
最初は小ぶりの花でしたが
毎年毎年花は大きくなっていきます。

今日はばぁちゃんの手術の日です。
「今年も見事に薔薇が咲いたよ」
ばぁちゃん 早く元気に成って、と
祈ります。

散歩道

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我が家の近くに我が街一番の
大きなスーパーマーケットがあります。
便利だけど、建設予定の時に
思い描いた夢の世界は其処には有りません。
映画館やボーリング場、おしゃれな雑貨店、
ちょっとしたブランドファッションプティック
美味しいレストランやくつろげるカフェ、
どれも何一つ在りません。
そんな夢は破れましたが、

唯一つ気に入っている所が在ります。
建物の表裏に広い歩道があり、
大きな欅が植えられ、素敵な並木です。
其処だけが随分都会です。
数年前の冬に並木の全てに
クリスマスイルミネーションが点ります。
「わぁー」皆が観劇です。
都会のクリスマスが其処にあります。

急に夏のような暑さに成りましたね。
朝夕の散歩にかならず其処を歩きます。
朝は爽やかな木漏れ日がキラキラ輝いて
新しい今日を感じます。
夕方は大きく広げた葉陰が
暑かった今日を癒すように
涼しい風を集めています。
大きな欅の並木は大好きです。
たいした事の無いスーパーだけど
散歩道をありがとう!です。

季節の変わり目は痛みます!

季節の変わり目って、
いろいろ体にも心にも
偏重をきたしますね。

今までは11月の
急に寒くなる頃です
体のあっちこっちが痛くなってました。
川に落ちたり、崖に落ちたり、
何処かにぶつけたり、踏み外したり、
その時の傷が体のいたるところに有り

表面の傷は癒えていても、
体の内部、骨や神経は
覚えているのでしょう、
寒さに きしきしと傷んだり、
冷えにうずいたり、
古傷に悩まされていました、
今年はこの梅雨時にも
やたら痛むのです。
ばぁちゃんに話しらら
「そろそろ年だから、
遊んでばかり居ないで
死ぬ準備をしなさい」と、
体が言っているのだそうです。

寿司、寿司、寿司

清楚に生きよう!
貧しい食事に甘んじよう、
侘び飯道を極めようと心に
誓ったのですが、
ばぁちゃんが治療法が決定しないと
一時退院してきます。
昨昼は友人がこの辺りで一番の
美味しい御寿司を取ってくれます。
夜は、ばぁちゃんの娘や息子、孫が
見舞いに集まり、
急遽、寿司を取ります。
今日は今日で、ばぁちゃんが
自慢の混ぜ寿司を作ります。
我らが母直伝の混ぜ寿司です。
美味しくって、懐かしくって
たらふく食べます。
あー、日々 飽食に明け暮れます。

謎のご馳走様

料理をしていると興味津々です。
何してるのかな?と トレイス君
じんわりと、伺うように寄って来ます。
「邪魔、じゃま」と、言うとすねて
流しの前のマットにゴロンと横に成り
流しの前を占領です。
踏んづけられても、蹴飛ばされても
どいてくれません。

ご飯を食べ初めても
そこでそうしているばかりです。

僕はは腹いっぱい
「ごちそうさま」です。
僕は後片付けです。
するとトレイス君も口をもぐもぐ、
「ごちそうさま」と、
舌をペロリとさせて
奥のベットに入ります。
「あれっ!」 トレイス君
何を食べたの???
いつの間にか何かを食べた
トレイス君、満足げ!

侘び飯!!

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ひとりでする事や、
ひとりで食べるご飯って
何だか侘びしそうですが、
案外、ひとりでやってみると
そうでも有りません。

一汁一菜をのんびり食べてます。
誰にも見られないで食べるのも
気楽です。
目が悪くなるとどうしても溢したり、
指を使ったり、見苦しく食べてしまいます。
見える人は、                       
「こぼれてる」「残っている」の
「手で触ると汚いの」と、
って五月蝿く言われます。
ばぁちゃんは身内だから、口より
手を出して助けてくれますが、
付いているじぃさんは嫌味です。

久しぶりに手足を使って
いや、手足を伸ばして食べてます。

借りた録音図書も自由に聞けますね。
たまたま手元にあったのが、
「山頭火さんの日記」と、
北原白秋さんの随筆「すずめ」です。
我が生活よりもっともっと
貧しくって、悲しい文章なんですね。

我がキッチンからは中庭が見えます。
咲き遅れた花菖蒲の風に
揺れるのが見えます。
昨日の雨で紫陽花が勢いづいてます。

雨に濡れ、雀に泣く彼らより
しみじみとはしてませんが、
詫び茶の世界があるのですから
侘び飯の奥義でも極めてみましょうか・・

バイキングは食べ過ぎます。

ハムにベーコン ウイーンナー
玉子にチーズ
野菜はレタスに玉葱、ブロッコリー
コーヒー、紅茶、牛乳
果物、バナナに林檎 
それにジャムも
ヨーグルトも有りますね。
冷蔵庫の中はまるで
ホテルの朝食バイキングの
テーブルと同じです。

あれこれ食べてみたいけど
今朝はベーコンエッグを作ります。
見えないと塩、コショウが
ちゃんと掛かったか分りません。
取り合えずお皿に盛り
食べながら味は調整です。

デザートにヨーグルトとバナナを
あーまた食べ過ぎました。
ホテルのバイキングと同じです。