吐き気がして
失明したかも知れない!と言う恐怖と衝撃で・・
僕は通りに出て隣のばぁちゃんの玄関も探せず
突き当たった其の場で へたり込んでしまいます。
ベストのポケットから携帯電話をだします。
携帯は くにゃりと歪んでいて使えそうにありません!
暫くして ふたり連れの女の子が通りかかり
隣りのばぁちゃんを呼んで来てくれます。
ばぁちゃんは大慌て、先ずお隣の元ナースさんを連れて来ます。
其れから119に電話をしたようです。
其の間に 元ナースさんは 僕の様態を確かめたり
座布団を持ってきて僕の体を横たえてくれます。
なかなか救急車 来ないね!と元ナースさんが焦っています。
我が家から救急本部までは近いですが・・
救急車の到着が遅いです。
あっ 来ました。三名ほどの救急退院さんが
手早く 血圧を測り 瞳孔を覗いたり
頭の傷を確かめています。
出血も治まりつつあるようです。
其の頃に成って 目に白い光が入るのを感じる様に成ります。
あー 視力が戻りつつあるようです。
すると だいぶ気分も治まって 吐き気も止まります。