ショッピングは欲求不満 オシッコは欲求満タン

   30-ミラノの悲劇

 五時を回ったミラノの街はラッシュアワーです。
買い物に予定していたタックスフリー二到着出来ません。
あれー閉まってるよ!と、ガイドさんが言ってます。
直ぐ近くだったのに車が走れず六時を過ぎてしまったのです。
予約してても時間が来ると店仕舞いするのがヨーロッパです。
ガイドさんもう一店当たってくれますが、やっぱり閉店してます。
あー!皆さん落胆の溜息です。
 それではミラノ駅のキオスクでも行ってみますか?と、
添乗員さんが提案します。我らはせめて其れでも!と、思います。
 危ない 危ない!と、自主的産が叫びます。
以前着た時、其処でスリにあったとか。ミラノ駅はスリのメッカだと!
我らはぞろぞろ行くと鴨葱です。君子危うきに近寄らずです。
明日の飛行場のタックスフリーを期待しましょう!と、納得させられ
ツアー最終宿泊、ミラノ郊外のホテルへ向かいます。

 すっごいホテルだ!と、自主的さんが叫んでいます。
ツアーメンバーで視力の有るのは自主的さんだけ、
視覚的印象は自主的さんに任せるしか有りません。
もう、暗くなったので、僕はシルエットさえ見えません。
 ベネチアからお世話に成った専用バスの運転手さん此処でお別れです。
一週間有難う!雪山のドライブお疲れ様でした。
運転手さんはにこやかに、バイバイをして、愛する家族の元に飛んで帰ります。

 予定より遅れてホテル到着ですから、
添乗員さんはチェックインに大わらわです。
奈良さん トイレに行きたいよー!と、言ってます。
そう言えば、奈良さん ドウォモの辺りでトイレ行きたいと言ってました。
お店で行ける予定でしたが、お店には寄れず。道は混むし、
三時間もオシッコ我慢です。