数か月後ですが・・
霊の小説を応募した出版社から電話が有り
貴方の小説を次の号に載せていいですか?と
言って来て 掲載されました。
穴の空いたページの 穴埋めに使われたの
でしょうが 友人と同じ ちょっとですが
原稿料を頂きました。
落選したのに 何だろう!
さすが 三流雑誌の遣り口だ。
其の後 友人は 医療雑誌に
論文が載った!だの
学会で発表するのだ!とか言って来てましたが
小説の進展はどうなんだろう?
此方も視力の悪化で 本も読めず
連絡も途絶えていました。
それが 十数年ぶりに電話が有ります。
文学賞を貰ったのかな?と一瞬思いましたが・・
岡ねを貸してほしい!と情けない声で言うではないですか。
五十万とか百万円とか 纏まった金が必要なんだろうか?
聞けば 五万円で良い!と言います。
えっ たった其れだけのお金
今までの人生の間に 身近で都合してくれる人間関係を
培ってこなかったのだろうか?
今も病院に勤めているとも言うのですけど?
誰も 貸してくれないだと・・
あまり 哀れなので貸すことにします。
でも僕は自分で現金書留を書いたり
ATMの操作が出来ません!
其れで 共通の友人に 立て替えて
送って欲しいと頼みます。
止めとき 止めとき! 一度甘やかすと
癖に成る!と 引き受けてくれません!
ずーっと小説は書いてないそうだ
借金は 他の友人に当たってもらいました。
あれから連絡はないが ホームレスに成って
路上で のたれ死んではいないだろうか?
小説は書かなかったかも知れないが・・・
田舎で のんびり暮らした僕に比べ
小説の様な人生は有ったかも知れない!