階段物語ー1

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「階段ですよ」と、介助者と歩いていると
階段の手前で教えてくれます。
建物に入って直ぐに階段の時があります。
階段と聞くと、脳が上り階段をイメージして、
足を高く上げて、登りに具えます。
「お、と、と、と」、其処は下り階段です。
上げた足が行き場を失って、前につんのめり
後から引っ張ってもらわなければ
そんまま階段を転げ落ちて仕舞ったでしょう。
それはお店なんかの時に応報にしてありますね。

この写真は最近できた道の所に在ります。
あたらしい道路に削られ畦が無くなって、
急遽こしらえたのでしょう。
何だか舞台装置の、大して意味の無い
階段に見えて気に入ってます。

「階段ですか」と、トレイス君に問えば、
「階段でーす」とは、教えてくれませんが、
上り階段ではトレイス君は
一段目に前足を掛けて止まってくれます。
下り階段の時や、下り段差の在るときは
一歩手前で止まります。
トレイス君の体の角度で、階段手前で
情報を貰う事が出来ます。
高足を踏んで「おっ、と、と、と」は無くなります。
介助犬のトレイス君お見事です。