墓の事ー4

 世界では 様々な葬儀が 行われます。 山のてっぺんに遺体を放置し 鳥に食わせる 鳥葬があったり 船での死者は海に流す 水葬などもあります。  崖の洞穴に差し入れた遺体を 時々引き出し布を巻き替えたりの 供養をする部族もあります。  もっと 奇妙と思える 手法の 葬送もあるようです。
高倉健主演の映画で  亡くした奥さんが 自分の 週末を依頼したところから  残された手紙が届き 奥さんの希望する 故郷の海に 散骨する物語がありました。  奥さんの故郷は 長崎の漁村だったですかね? 海に散骨すべく お願いした 船頭さんが言います。  本当にいいのか?墓がなければ 思いのよりどころがなくなるのだぞ! それでもいいのか?とさいど問われます。  その船頭さんは 息子を生みで 亡くしているのです。 互いの事情に 複雑な思いが 揺れています。
 我が家は 母が早くなくなります。 父は 分家になりますので 本家の隣に墓地をもらい 本家に合わせた墓を作ります。 墓石の下には 田舎の事で 広い 納骨室が作られて今碓。 僕には姉が一人おります。 姉も次男さんに嫁いでいますので  墓を作る必要があったのですが・・できれば姉と夫と息子たちも 我が家の墓に入れ てほしいと 遺言してなくなります。  それは我が家にとってもありがたい 申し出でもあります。 ああ根には三人の子供と四人の 孫たちがいます。 少なくとも あと五十年は 墓森をしてもらえる可能性があります。
 僕としては 散骨でも 樹木層でもいいかと思うこともありますが・・ 父母の遺骨とともに お母ちゃん お父ちゃんと 両親にいつくしまれ多 幼児の時のように 乳臭い 甘えでありますが そこで眠るのが それが 安らかな思いとして 感じられています。
 誘発され 墓の事など つらつら 書き連ねてしまいました。では わん