レンドラー3

パリ国立美術学校に歯  東京芸術大学に影響を与えた 教授とかもいますが・・・  パリの5月革命後 学生たちの望みで教授となった 新しい感覚を持っているだろうと思えるY先生の 自由な感性を期待して 教室を目指します。  旅の途中やパリのすけっちや水彩画を 持ち  フランス語を話せる 此方で知り合った女性の友達A子さんに同行してもらいます。  パリの国立美術学校は  通称 ボザールは イタリアのふれんつぇから嫁に来た  御妃様のお城です。   御妃さまはルーブル宮殿のゴシック様式が気に入らず 実家のフレンツェのルネサンス様式を取り入れた 中庭や 列柱のある回廊 軽やかさのある建築が並んでいます。
 だが 大きな石の建物は 暗くって おたおたした在る気になってしまいます。 A子さんが 眼の悪い事を知らないので どうしたのかと? 不思議そうに訪ねてきます。
 自分としてもこのくらい怪談など 自由に歩けるだろうか?と まだ 面接が合格し 出入りを許されているわけでもないのに そちらが 不安になります。
暗い 石の階段を 2回に上りきったところの 左側の扉が Y教授の教室です。
装飾は取り払ってあるシンプルな入り口ですが 高さ 3m箱すほどの 重々しさのある大きなドアです。 ぎ ぎ ぎーと 重厚な音で開くドアは 気弱になっている 心を知事みあがらせます。 。