夕どらー8

Y教授と  観に行ったのは るおーテンです。 ルーブル美術館で 近代作家の展示は在りませんが・・・ 今回 特別の展覧会のようです。  今まで見た しっかりと描き上げたさくひんよりも 悪戦苦闘した 完成に至らなかったさくひんが 沢山在ります。  Y教授は ルオーも我らのボザールで 待ちすと共に モロー教室で学んだのだ と 俺の教室から お前たちの中から 彼らのような 素晴らしい 画家が育つ事をねがっている。 というようなことを 話てました。
 負かしといてよ!と言えませんが
ルオーの一枚の絵を何年もかき続ける  執念や秘めた激しさにに 感動して それからの政策が 大きく変わっていく きっかけになりました。  
次の日です。 面接に付き添ってくれた A子さんが 時々 顔を見せます。 あのさ あの子が 貴方の事を フランス語も 喋るない とんでもないにっぽんじんだと 言ってるわよ!と 教えてくれます。
 そうそう その女は北の方 出身らしく せのたかい 嫌味な ツンケン女です。
 今朝も 助手の先生が ロッカーの分配をしてたんだけど あのニッポン人には 秘密よ と こそこそ言ってたようです。 そうゆうことって なんとなくわかるもんです。
 僕は 次の日 錠を買っていって 助手の先生に ロッカーを貰いました。 木製の ろっかーですから 錠と鍵は自分で用意していかねばならないのです。 あの時 錠を用意していってなかったので 黙っていたのですよ。 あの 女目 座間味朗です。 これで 自分のロッカーも確保でき 重い絵の具箱など おいて帰れます。     ルオーに負けないよう Y教授の期待に応える 力作を描かねば!?