ユウドラー9

次の集です。 帰り際 おーい ニッポン人 俺んちへ 遊びに来ないか!と 教授が言っています。
 えーと アトリエに歯 フランス語が話せる 一郎君と 隣のクラスですが健次君が来ています。 彼らもいくというので  言葉は大丈夫だと 安心てついていきます。
教授の自宅アトリエは 大学村の一角に在ります。 地下鉄を降りたところに歯 バロン薩摩が寄贈した 和風の武道場のような 日本人のための 大きな会館もあります。 少し 奥まったところの建物に 教授の 自宅アトリエがあります。 アンティークなしつらえで こぎれいに暮らしています。 こんなへやでくらしたいなぁ 今 居候している部屋は 日本のマンションと言われる部屋のように 一面が 大きなガラス窓で 床もりのりゅうーむで貼ってあるし 色調が灰色で 広いけど 味気ない作りです。
何処からか 女性が現れ お菓子を買いに行って コーヒーとホールのケーキをごちそうしてくれます
教授を囲んで 自分の目指す道や 美術界の事を話します。 こんなにも アートの時間が持てていることが 嘘のような 気がするほどです。
健次君はケーキは苦手だというので 僕は 二切れ食べることができました。 パリに来て ホールのケーキなど 貧乏旅行者ですから 口にすることがなかったので 満足の満腹でした。
 部屋の隅に アンティークなオルガンがありましたので 一本指でですが さくらさくら を牽いてあげました。