七夕の夜がやってきました。 早くも 暮れなずむ 空に ポンポンと花火が 打ちあがる音が 聞こえ始めます。
気持ちワクワクで 買ってもらった花火セットを 出しては 入れて 開けては 覗き 華族が 集まるのを待ちます。
円台には 蚊取り線香 とローソクに火をつけられて 花火の時間です。 父さんが 弓矢という 高く打ちあがる 花火を 瓶にさしてます。 あ 火をつけられました。 弓矢のように 空に い直線に打ちあがっていきます。 空高く出 パーンとはじけて おちてきます。 子供の僕には 怖かったですが・・・
姉たちと 松葉牡丹という 線香花火をします。 小さな火玉ができ それが落ちそうで落ちず ぱっぱと 松葉を散らします。 誰が一番長持ちさせるだろうかね
花火が終わると 井戸水に冷やしていた 西瓜が登場 冷たく甘く ミズみしくってついつい 右手に一つ あせって左手にも もう一つ とってしまいます。