僕の体は温度計

昨夜から夜も暑くなります。
夜中に寝汗で目覚めます。
毛布を外して丁度良く、
今年初めて布団だけで寝ます。

あれー、トレ君何処に行きましたか。
寒い冬はワン吉の毛布に包まって寝たがっていたのに、
暖かく成った今夜は何処かに行ってます。
あっ!トレ君はリビングで寝ています。

秋頃です。
夜の気温が十五度を下回るようになると、
ワン吉の毛布を狙ってやってきます。
押しても、引いてもトレ君は、
一旦狙った毛布を手放しません。
毛布の上で頑として動きません。
寒くなるにしたがって、どんどん丸まって、
一個の石のように成って寝ています。

それから冬が過ぎて春に成ると
トレ君は丸まった体を段々伸ばし始めます。
顔を後ろ足の間に突っ込む様に寝てたのに、
十度を越すようになると、体を投げ出すように寝ています。
そして、昨夜の様に十五度を越す夜は。
毛布は要らない!と、リビング行って仕舞います。
トレ君は体で示す温度計です。
今に、冷たい床を求めてウロウロする夜が来るでしょう。