瀬戸内芸術祭‐乗船

トレ君と僕は待合室で暫く待ちます。
丁度、牛窓秋祭りです。
準備の叔父さん達が集まっていて、
「おー、賢いの」と、取り残された感じで、
緊張しているトレ君を、皆さんが褒めてくれます。
沢山の人だたので、トレ君、益々緊張です。

時間が来て乗船です。桟橋に案内してくれます。
トレ君が乗り易いようにと、
船を横付けにしてくれてます。
でも船の縁がトレ君にとって柵です。
柵は飛び越えないよう教育されているので、
乗ろうとしません。それを説明するとと、
船長さんが船を動かせて
後のデッキから乗れる様にしてくれます。
横からより随分高くは成りましたが、柵が無いので、
トレ君は勢い良く飛び乗れます。凄い!と、歓声です。
そして、皆さんで ほっ!です。

三十名ぐらい乗れる船ですが、
二十名ほどの乗客です。ゆったりしています。
船の助手かな?
サポートをしてくれたお兄さんが、船の事、海の事、
芸術祭の事など、ガイドさんみたいに話しています。

牛窓湾の中は穏やかでしたが、犬島に近づくと、
少々揺れます。でも直ぐ到着です。
トレ君は乗った所から、上手に飛び降ります。
犬島の港は沢山の人でごった返しています。
若いバイトらしいお兄さんがイベントの紹介や
船の案内を大きな声で叫んでいます。
美術展と言うより、万博会場の風情です。
船の助手のお兄さんが
案内所まで連れて行ってくれます。
案内所で美術館の入場整理券を貰いなさい!と、
先に行った人に言われてます。
そして、ガイドヘルプもお願いしなければ・・・