装置に溺れてる。

精錬所美術館入り口に着きます。
入り口は何組か並んでます。
二十分待ち!と、言われたので、
先を見て来る事にします。何処も公園散歩の風情です
三本目の煙突の所まで行って、帰って来ます。
幾分空いていまして、二組ほど待って入れます。

精錬所美術館の作品は、地下道の様な所を
歩いて行く鏡を使った迷路の作品です。
外の明かりかと思う所が、鏡が受けた明かりです。
それで5人ぐらいのグループに分けて入れています。
しかし鏡の手前に美術館スタッフが居て、
「右に曲がって下さい!はい 左です」と、
指示を出してます。えーっ!
それでは騙し絵的な迷路の面白さは
何処に有るのですか?
観客が怪我するのを恐れているのか?
装置を壊されるのを嫌がっているのか?変ですよ!

三島由紀夫をテーマーにした作品も
後の方の部屋に在ります。
三島邸の建具を吊るしているのですが、
展示スペースの立派さに比べて、
モチィーフが薄っぺらで
希薄なイメージしか伝わりません。
最初の落胆がずーっと尾を引きます。

カフェが在ります。
淡い瀬戸内の島々が眺められて、
良いムードですが、
作品郡の中に置くには目立ちすぎです。
もう少しひっそりと在って欲しかったです。
全体として装置や構成が博覧会のアトラクション?
そんな印象が強く残ります。

だから僕はカフェで、コンビニで買ってきたおにぎりを
食べます。
申し訳ない事に、コーヒーはガイドさんが
ご馳走してくれました。