帰路の機内!

39‐がっくりの二乗
目指して行った先は、
バッグやグッズや時計の免税店です。
そして女性物ばっかりで、僕の買う物は有りません。
がっくり来ている僕に、女性添乗員さんは、
「此処に大きなボスの店が在ったのにね!」と、
言います。其のブランドは僕のお気に入りです。
「何処、何処、何処?」 其処へ行きたいです。
「残念だわ、工事中なの」 
えーっ!がっくりの二乗です。
ドイツ製のボスはかっちりしていて、着易くって、
比較的安いです。
あー、一度、本場の店を覗きたかったです。

「そろそろ時間です。思い残す事は無いですか?」と、
添乗員さんが皆さんに聞きます。
見たかった所、買いたかった物、食べたかった物
欲望は付きませんが・・・
少し未練を残しながら機上の人に成ります。
飛行機は飛び立ち、北極上空を越えて、
一路関空を目指します。

帰りの座席は、真ん中の四人席です。
通路側から添乗員さん、僕、Sさん、知らない人、
僕らの前が弱視のご夫婦さんです。
アテンダントさんからサービスを受ける時、
僕は添乗員さんが面倒を見てくれますが、
Sさんは向こう通路のサービスに成ります。
端に座っている知らない人が、
親切にお手伝いしてくれてます。ありがとう!です。
見えない僕らは、誰に声を掛けているか
分からない時が有ります。助けてもらえると楽ですね。

それにしても機内は熱いです。ケットは要りません。
ビニール袋のまま床に置いて、
靴を脱いで足を其れに乗っけます。
一眠りします。汗だくで目覚めます。
水、水、水が欲しい!!