駅のホーム転落事故

先日も目白駅で転落。死亡しました。
視覚障害者のホーム転落事故が後を絶ちません。

僕も未だ少々見えていた頃です。
連結の隙間を乗り口と間違えて、
足を入れた事が有ったり、
車掌用のドアから乗ろうとした事も有ります。

それと特急の普通席に何時も乗るのですが、
我が駅での停車位置は真ん中の陸橋より後です。
だから列車から降りると、列車の進行方向に進んで
陸橋を渡れば良いのです。
ある日です。暗く成って帰り着きます。
列車を降りて、何時もの様に進行方向に歩いていると
「危ない!落ちますよ」と、声が掛かります。
その人は後から「こっちですよ」と、指示してくれます。
何と、僕の歩いて行った方向の反対に
陸橋が在るではないですか。
何時もと違う連結の車両に僕は乗っていたのです。
其れに気づかず、危うく転落するところでした。

こんな危機一髪の時は有りましたが、
幸い何とか助かっています。
でも、そう言う事が続き、
ホーム転落事故が報道される事も多く有るので、
今では列車の乗降介助を駅員さんに頼みます。
駅員さんも、少々面倒でも事故に会われるよりは
ずーっと良いでしょう。

それに僕は介助を受けるのが好きです。
安全に歩行や乗降が出来ると言うだけでなく、
駅の状況、辺りの変化、そして駅員さんの人生の片鱗
そんな事も短い時間ですがお聞き出来ます。
普段、出会う事の無い話が聞けます。

今夕、NHKのニュースセブンで、
目白駅ホーム転落事故が取り上げられます。