10−旅は北へ・・

さぁ!温泉です。
少し夕暮れの雰囲気のなか
今夜の温泉旅館に向かいます。
日本海の夕日を眺める!と、プランも消えて、
雪に埋まった沿岸の景色は暗く、凍えています。
一夜にして出来た伝説の小山池を
右に見ながら旅館到着です。

宿は和風の小じんまりした平屋造りです。
今夜のサポートのトラボラの男性スタッフさんを待って
部屋に案内されます。
わーっ!部屋には露天風呂も付いています。
朝風呂は露天で決まりでしょうか?

トレ君に夕食を上げます。
我らの夕食の前に一風呂浴びてと、思ったら
食事処に集合の時間に成ってしまいます。
温泉はお預けです。
此の宿は其れほど部屋数も無いが、
中庭を囲んでくるりと回って、一番奥が我らの部屋で
ちょっと全体像が掴みにくい構成です。

海の幸がふんだんに盛られた
豪勢な料理が並んでいます。
東北の被災者の事を思うと、
申し訳ない気持ちがいっぱいに成ります。
乾杯の音頭も控えめに宴会に入ります。
まだまだ、天ぷら等、料理が運ばれてきます。
中半でもう満腹です。
シルバーさんは「これほどいらない!」と、言ってます。
出来るのなら被災地に送って上げたいものです。
煮魚や蟹は仲居さんが助けてくれて、
何とか旨く食べれます。
駄目押しに、最後は卓上鍋の鋤焼です。
腹いっぱいですが、魚介類より肉が好きな僕は、
肉は別腹と押し込みます。
普段の三食分ぐらい食べました。ご馳走さま!
此の頃の傾向でしょうか?
薄味調理で胃にもたれません。

一休みして、待ってましたの温泉です。
隣りのMさんも誘って、男性トラボラさんと行きます。
浴槽の縁や腰掛も木造りで、
温かみの有る造作に柔らかなお湯、
体がほんわり温まります。
車椅子さんも車椅子ごと入って来て、
温泉を楽しみます。