彼岸花で・・・

「打ち首だ!」と、
畦道に咲き並ぶ彼岸花を
棒切れで、花を叩き切ります。。
だけど、切っても、切っても、
花は絶える事なく咲いていましたね。

両手に抱えきれないほど折って来て、
縄でしばって、棒を二本突き刺し、
トンテントン、トンテントン、トンテレッテ、
トンテレッテ、トンテントと、
太鼓台だと、幼友達と一日中、
担いで,あたり一帯を
飽きずに回っていましたね。

花と茎を半分に削いで、
鎖じょうに折っていき簪の様な
飾りを作ったり、
茎の基を15センチほど切って、
四つに割って、暫く水に浸しておき、
蛸の足の様にくるりと外巻きに
反り返ったのを作ったりして、
其の太鼓台の飾りにしたっけな。

彼岸花が終わると、本当の秋祭りです。
本物の
太鼓台も組み立てられ、
ドンドンと太鼓の音も響き始めます。
そして、稲刈り、収穫の秋です。