障害者ツアーのあるべき姿?

少し遅れ気味ですが、新雪に覆われた
可愛らしい村にザイフェンに到着です。
三角屋根に色とりどりに塗られた小窓
自然のクリスマスツリーに成っているモミの木
何げに庭木に設えられたイルミネーション、
何処を撮ってもクリスマスカードに成る風景です。
ちょっと嬉しく成ってキョロキョロです。
トレイス君も珍しい雪と沢山の人、
それにお散歩ワンちゃんも多いので興奮気味です。

すると添乗員さんがやって来て、
「車椅子のWさんと行って下さい」と、
僕と目の悪いご夫婦を、Wさんの車椅子に
つらなさせようとするのです。
此の程度の道だと、僕はトレイス君と歩けます。
でも、此処は少し上り坂で、シャーベット状の雪で、
滑ってこけそうです。
ではと、車椅子の取っ手に捕まらせてもらいます。
するとです。後から
「見て!此れが、此のツアーの有るべき姿よ!
障害者同士が助け合ってるでしょ」とか、言う
O女史の声が聞こえます。
でもなんか違うよな気がします。
僕の直ぐ後ろを添乗員さんが歩いているし、
O女史も一人で歩いているし・・・
車椅子は電動で押して上げる必要も無いのです。

百メートルほど歩いてレストランです。
大きなレストランの奥の部屋は全部日本人です。
メインディシュが何だったか思い出せませんが、
此処でも大きなもこもこするじゃがいもが
二個そえられています。
周りのの日本人かわも「芋ばかりだ」と、
苦情がが聞こえます。