ドイツ人も注目!

あ!そうだ、ドレスデン絵画館も盲導犬入館拒否です。
ガイドさんの交渉でやっと入る事が出来ます。
此処でもトレイス君達は絵画館初の入館犬なんでしょうか?
「私は顔パスよ」と、現地ガイドの
ドイツの女性(オバサン)が言ってます。
此のガイドさん、陽気な人で、解説の口調が面白いです。
画家や絵画の裏話などをする時は声をひそめ、
ゴシップ話しは声色を作って、一人芝居です。

添乗員さんはO女史に遠慮してか、
僕に近づか無く成ってます。
展示室の移動や何かにつけ、
そのガイドさんがサポートしてくれます。
「この辺でオシッコさせても良い」と、
絵画館を出た前庭で聞きますと、
並木の根元にも案内してくれます。ほっ!

我らは、旧市街の真ん中に有るホテルにチェックインです。
チェックインして直ぐ、
ドイツ最古のクリスマスマーケット散策と夕食に出掛けます。
クリスマスマーケットは我らのホテルを出て、
古い建物郡の後の電車通りを渡ると、
大きな市が広がっています。暫し散策です。
ベルリンよりとても広く、整然としています。
楽隊も出ていて賑やかです。暫く聞きます。
「スリが居ますよ」と、言われバックを押さえます。
その後、皆さんは散り散りに散って
我ら障害者の4人は取り残されて居ます。
マーケットの真ん中のシンボル・クリスマスツリーの
下まで行って写真を撮ってもらいます。
また、ホットワインの良い香りです。
全盲のお父さんが「飲みたいなぁー」と、言うので
我らもお付き合いです。
「トレイス君を皆が見てるよ」と、車椅子のWさんが
教えてくれます。歩いている時も、いつもトレイス君は
ワンちゃん好きのドイツ人の注目の的です。