トレイス君の酸素マスクは・・

今、12月17日の昼です。
日本に向けてスイス航空機が飛び立とうとしています。
乗務員さん、元はスチィアーデスさんて言ってましたが?
その女性乗務員さんが来て、
酸素マスクの操作や救命着の説明です。
それから、また違う乗務員さんが来て、
「ワンちゃんの救命は、その時点で指示に来ます」と、
言って帰ります。えっ!大丈夫ですか!
思わず考えてしまいます。
トレイス君に酸素マスクは在るのでしょうか?
添乗員さんに言います。
「もし非常事態に成ったら僕の事はほっといて良いですから
若い車椅子さんかを助けて上げて下さい」
自分は如何なっても良いが、トレイス君は救って欲しいです。

ウィーンと飛行機はエンジン音を上げて
飛び立って行きます。
我らは耳がキューンと成りますが。
もう眠るに限ると、僕らの足元で丸くなってる
トレイス君はびくともしません。耳の具合は如何ですか?

安定飛行に入ると、飲み物サービスが有ります。
アルコール好きの全盲のお父さん、待ってました、
嬉しそうに「ホワイト、ワイン」と、注文です。
そして食事が出ます。これは昼食?夕食?
食事の片付けが終わると機内のライトは落とされます。
あー、ずーっと騒いで居る子が居ます。
その子の体内時計は午後の自由時間でしょか。寝る気無し。
フランス語と日本語できゃっきゃつです。