8−旅は北へ・・スルメ

トレ君は船長さん!
トレ君は遊覧船に乗ると、
真ん中に座って、前方の波を真剣に見つめます。
船が大好きな様子です。でも
今日の日本海クルーズは中止です。此れまた残念!

次のイベント、スルメイカ作り体験に進みます。
漁港の建物は、屋根が歩けど壁は無し。
ぴゅーん、北風が吹きぬけてます。
セメントの床は濡れてびちょびちょ。
トレ君たち盲導犬は臥せして待つ事も出来ません。
バスの中で待たせましょう!

ビニールの前掛けと手甲を着けて、
出刃包丁を持たされます。
トラボラさんが「わー怖い!」と、
見えない僕らが、目クラめっぽうに取り組む
包丁捌きを怖がります。
漁協の心強い女性部の方が
四名サポートに付いてくれます。
先ずイカの上部を真ん中から切り裂き、
おと と と 、良く切れる包丁で、
危ない!向こうまで突き刺しそう。
そしてシャツの様に開きます。それから・・
足の根元の目玉と口を毟り取り、臓綿を剥がせます。
とても生きの良いイカで、其のまま刺身で頂きたい!
其れを一人二枚作ります。
其れから、塩水でよーく洗い、
スノコに広げて、名札を付けて乾かせます。

簡単な様だけど、寒いし、水は冷たいし、
此れを商売にするにはとても耐えられない感じです。
賞品の有り難味が分かります。
あっ!いい匂いがしてきます。
何処かでスルメが焼けてます。
漁協さんのサービスで一夜干のスルメの試食です。
柔らかくって、自然の塩味が利いていて美味しいな!
うーん 熱燗が欲しーい!と、誰かが叫んでます。
漁港には海鳥が演歌を歌ってます。